横浜市議会の議会改革のゆくえ2014 | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

横浜市議会の議会改革のゆくえ2014

横浜市議会の議会改革のゆくえ2014

(横浜市の違法崖地放置報道から)


10月21日、横浜市第3回定例会が終了し、通常どおり各常任委員会は視察を開始した。議会終了後の21日の夕方に明らかにされた違法崖地放置問題は毎日報道され続けている。その報道の多さは尋常ではない。



10月21日はNHKニュース。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141021/t10015581511000.html


10月22日は各新聞社が報道。

神奈川新聞は、台風18号による土砂崩れで男性1人が死亡した横浜市緑区白山の崖地で、業者による違法な盛り土を市が約3年7カ月間放置していた問題で市は21日、当時の担当職員が業者による一定の改善で「緊急性は低い」と判断していたことを報道。さらに最長は24年放置されていたと報道された。

http://www.kanaloco.jp/article/79353/cms_id/107671

http://www.kanaloco.jp/article/79349


読売新聞は、横浜市内で昨年度に崩落した民有の急傾斜地41か所のうち、少なくとも約4割の17か所が未整備または応急措置のまま放置されていることを報道。

http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20141023-OYTNT50024.html


産経新聞は3年以上放置されていたのが161件、最長は24年放置と報道。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141022-00000057-san-l14

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014102202000128.html


10月23日には日本経済新聞が横浜市の状況を報道。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO78783820T21C14A0000000/


10月22日の記者会見で林市長が「人出不足も一因」として謝罪したことなどTVKのテレビニュース他東京新聞、産経新聞で報道されている。

http://www.tvk-yokohama.com/tvknews/news4.php

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141023/CK2014102302000141.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141023-00000048-san-l14


さらに、10月25日は神奈川新聞が違法崖地の是正勧告の3割が宛先不明。

https://www.kanaloco.jp/article/79496/cms_id/108247


NHKもニュースでその事実を報道している。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141025/k10015690171000.html

これだけの大きな事実が各報道機関の取材のおかげで次々と明らかにされる中で、この問題について横浜市議会はしっかりとした検証を行う機会を現在失っている。


まさに住民の代表である地方議員にとって、最も大事なことは住民に身近な問題を議会で活発に議論をすることを通して論点を分析し、深く掘り下げて何が課題かを住民に見えやすくすることにあるはずである。


今年はまさに地方議会のあり方を問われる報道が相次ぎ、地方議会が注目された。東京都議会のセクハラ野次に、兵庫県議会の元議員の不透明な政務活動費の号泣記者会見、そして神奈川県議会の元議員は危険ドラックを使用したということで逮捕された。


相次ぐ報道で、NHKの時論公論でも地方議会をテーマに報道された。地方議会のあり方が以前よりも増して問われる時代となっている。

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/193846.html


議会の特性を発揮するために、大切なことは議会で速やかに議論することではないだろうか?まさに危機管理は行政機関の根幹である。人員配置を含めて、その根幹が揺れているのだ。


イベントに多くの予算と人員をさき、ずさんな危機管理には人員不足と言及か・・・。


この人命が失われたという大きな現実的な問題。そして新たに判明した課題を議会で速やかに議論できていないこの体制を是正しなければ、横浜市議会の議会改革成果が問われるのではないだろうか。

と心配。反省もしている。