横浜市保健所のデング熱対応 | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

横浜市保健所のデング熱対応

横浜市保健所のデング熱対応


デング熱が日本でも発生したと毎日のように報道されている。横浜市は誰の判断によるものなのか、金沢区の海の公園を一部閉鎖して、蚊のモニタリング調査を開始したと報道されていた。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/140906/bdy14090609190003-n1.htm


横浜市保健所の感染症対策に関しては、以前より大変危惧していることはこのブログでも言及してきた。子宮頸がんワクチンの副作用調査に関しても、相変わらずまったく動こうとしない横浜市保健所でもある。デング熱の対策でも非常に心配である。


先日開催された瀬谷区の市会議員会議で、デング熱についての質問をしたが、私の要求する詳しい状況について誰も答えられない始末である。


さて、9月3日、厚生労働省がデング熱の国内患者数を記者発表したと報道されていたので、検索してみた。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20140903-02.pdf


横浜市内の医療機関からの患者発生が2例が記載してあった。さらに、9月4日に3例目の南区の事例が記者発表された。


翌日の9月5日には、その南区在住の方が海の公園内の犬の遊び場でも蚊に刺されていたことがわかったので、閉鎖すると発表してあった。


この方を刺した蚊がデング熱を感染させる力を保有するかが不明なためだと理由が記載してあった。

http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/hokenjo/genre/kansensyo/dengue2.html


東京都内でも代々木公園の蚊や新宿中央公園の蚊が原因だとして公園閉鎖をして対策をたてている。しかし、相手はそれなりの飛行範囲のある蚊である。これだけ多くの患者さんが発生したとなると、デング熱に感染した蚊もいたるところに存在しているのではないかと考えるほうが自然だろうに。


感染しても症状のでない人もいるというデング熱のウイルスだ。医療機関で診断された患者さんだけを追って、対策をたてている横浜市の現状。


そもそも、犬の遊び場だけ閉鎖して意味があるのだろうか?また、南区在住の方を刺した蚊をどうやって捕まえるというのだろうか?大事なことは、来年へむけての横浜市内の蚊の駆除対策だろう。


18か所あった360万人都市の横浜市の保健所を一つとした理由が、感染症対策の強化とした横浜市健康福祉局の説明は、今となっては机上の空論としか思えない。


1保健所にすることで、各区役所のセンター長は医師である必要はなくなった。センター長という部長職を一般事務職が得たいがための、機構改革だったのでは?と他都市から指摘されても仕方がないと思う現実がある。(一部訂正しました)