横浜市 林文子市長の人事 | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

横浜市 林文子市長の人事

平成25年度 横浜市 林文子市長の人事

 

林市長は215日、平成25年度は、横浜市の将来の布石をうつ年だと記者会見で発信した。


「少子高齢化やエネルギー問題、自然災害への備えなどの課題を世界に先駆けて挑み、乗り切ることができれば必ず他都市の手本となる。」と語ったとある。なぜ、こうも安易に「世界に先駆けて挑む」という言葉を使われるのか理解ができない。いい加減に自画自賛の姿勢を、やめたほうが良いのでは。


かつて日本には、世界から尊敬された恥の文化というものがあった。まさに本市には「恥」の文化というものがもはや存在しない。それは、平成25年度の人事を見れば一目瞭然である。


横浜市の局部長のリーダーに求められる基準には、倫理という基準が極めて乏しいことがわかる。横浜市職員は公務員であり、その給料も市民の税金によって支払われている。特に高い給料が支払われている幹部職員には求められる倫理基準というものは高いはずである。


経済界で有名な稲森和夫氏は、その著書で明記している。組織のリーダーには、才よりも徳が求められるという。リーダーの器たりえない人物、才の他には内的な規範や倫理基準に乏しい、人間的な厚みや深みに欠けた人物がトップに添えられた組織は不祥事が多発し、道徳的退廃も起こるという。


そんなリーダーが不祥事を指摘されれば、「あってはならないこと」「再発防止に努めたい」などと一通りのことは口にするが、用意された原稿を棒読みしているため、責任者としての真摯さや誠実さなどほとんど伝わってこないとも書いてあった。まさに、現在の横浜市役所は、そんな危機を孕んでいる組織だと思われても仕方がない。


さて、横浜市には以前より市民からの横浜市政への提案や意見の場がある。市民局が担当している。「市民の声」という形で市民からの提案を公表している。


そして、回答という形で、多くは横浜市公務員の主張を載せている。毎年、数百件近い市民の方から意見が寄せられているようだが、どれだけこの仕組みが横浜市政の中で機能しているかは極めて疑問である。


今年の1月に、以下のような市民からの意見があった。小中学生でもよくわかる、当たり前の意見が書いてあった。

http://cgi.city.yokohama.jp/shimin/kouchou/search/data/24003941.html


「昨年春、保健所長が女性職員に不適切な行いがあり市長から注意を受けました。年末には市内の病院でノロウイルス感染がありましたが、この保健所長をはじめ職員が酒席を催していました。


私は福祉関係で区役所を訪れていますがこうしたことが重なり、保健所長や保健行政を信頼することができなくなりました。現在の保健所長は更迭して、市民に対し信頼できる体制を作って再出発してほしいと思います」と。


回答は、質問に対する真摯で誠実な回答にはなってはいない。


118日に行われた健康福祉局の常任委員会での答弁をそのままなぞったものであったので非常に驚いた。市民局も局任せで気楽なものである。また、平成25年度の林文子市長の人事は、この市民の方の意見など全く無視した形となった。


よくない行いは必ず悪い結果を引き起こす。結果というものは、やはり相応の時間がかかり、すぐには出てこない。しかし、必ず帳尻が合うことは多くの歴史が教えてくれている。まさに、横浜市役所の公務員の人事を見ていれば、横浜市の将来を憂うのは私だけではないと思う。


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