横浜市役所の組織風土ー恥の文化の欠落 | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

横浜市役所の組織風土ー恥の文化の欠落

横浜市役所の組織風土ー恥の文化の欠落(文化観光局審査から)


229日。文化観光局の局別審査の質問を行った。


林市長は、文化、芸術で「横浜オンリー」の高水準の文化、芸術を育て、国内外から人を集めることで「にぎわいの創出」を生みだし、経済活性化につなげるという構想を発信した。


「文化」という言葉は、よく使われる言葉であるが、その意味を十分理解して使うべき言葉だと思う。


東洋史学の研究者であった内藤湖南が、“日本文化史研究”の緒言は、現代にも通用する。


文化という語は、近頃流行し、なにものでもこの二字が付せられると景気よくみえるようではあるが、一般世人が文化そのものをどれだけ理解しておるか。


文化は国民全体の知識、道徳、趣味等を基礎として築きあげられているのであるが、その基礎たる知識、道徳、趣味が現代の日本において、どれだけの程度においてあるか。


横浜市が高水準の文化をと発信するならば、横浜市の組織そのものが、知識と道徳の点において、それを高く保つ覚悟があるかということを、聞きたかった。


港湾局の局別審査では、歴代の局長級が社長として天下りを行ってきた会社の係留料の未徴収が指摘され、大きく報道が行われた直後でもあり、その点をしっかりと確認したかった。


さて、日本が国際社会から高く賞賛された文化とは?

ルーズ・ベネデイクトの名著「菊と刀」の中で、指摘された恥の文化。

自分の行ったことを責任逃れせず、失敗に対し羞恥心をもつ。

まさに、この恥の文化が国際社会から賞賛されたわけだが・・・。


東日本大震災以降、なぜ、横浜市への海外からの観光客が減ったのか?海外メデイアが横浜市の放射線対策をどのように報道したのか。つまり、国際社会から見て、横浜市が行ってきた放射線対策はどう思われていると思うか?


横浜市としての認識を確認した。副市長や局長がどのような答弁を行ったかは、是非インターネット中継を見ていただきたい。

http://www.yokohama-city.stream.jfit.co.jp/vod_play.php?CNTID=79071&PREVPAGE=%CC%E1%A4%EB




しかし、今日の報道には本当に呆れた。

放射性物質セシウムを取り除くため、南本牧廃棄物最終処分場に導入した浄化剤ゼオライトを1カ月で使用停止していたことを、井上議員が議会で質問し、報道され、初めて事実を知ったのだ。酷い話だ。


井上議員の質問終了後、直ちに資源循環局長に対し説明を求めた。当局の見解は常任委員会において説明をしているとのこと。議事録、机上配布資料を確認して再度担当者から説明を聞いたが、私の認識は当局の認識とは違う。


常任委員会副委員長らとも確認したが、私と同じ認識であった。市民を代表している議員への説明がこの程度。「議員がいかにばかにされているか。再度認識したほうがよいかもしれない。」とは、同僚の言葉。そして、それは私自身の責任でもある。


資源循環局を所管する常任委員会委員長として猛省している。今後、開催の委員会において、委員の皆様にしっかり議論をして頂く。そのための対応をはじめた。


横浜市は、国際社会からの信頼?など程遠く、高い文化水準などのぞめないのでは。内藤湖南が言うところの “道徳” が、文化芸術を発信しょうとする側になければ?。こんな大人の組織が、こどもたちにどのような文化を教えるのか?


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