胆道閉鎖症の早期発見 | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

胆道閉鎖症の早期発見

 先日、国立成育医療研究センターにおけるパイロット事業(胆道閉鎖症早期発見のための便カラーカードパイロット事業)について、神奈川県における取組資料をわが党の県会議員よりいただいた。


 今回の事業の目的だが、胆道閉鎖症早期発見のため旧版便カラーカードの改良版の新たな色調定量化便カラーカードを開発し、胆道閉鎖症と診断された患者(児童)の中で便カラーカードを利用したことが早期発見に繋がったのかを検証している。


 そして、日本胆道閉鎖症研究事務局が主体となり、胆道閉鎖症の症例登録をしているデーターを用い、便カラーカードを使用した児童の診断や治療が、使用しない児童と比較してどの程度早まったかを調査し評価するという。


 確認だが、このカラーカードの特徴は、①出生児のほぼ100%が受診する1か月健診の機会を利用する。②母親は児童の便色調を日常的に観察しているので情報源として信用できる。③判定に特別の技術や機器を必要としない。④色調番号を付けて客観的判定を可能としている。⑤対象が外科的疾患であることの限界。などとなっている。


 出生児9,000人に1人の割合。便カラーカードの配布は費用負担もある。さて、横浜市は今後どの様に対応していくのか。