横浜市に恥の文化は存在するのか? | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

横浜市に恥の文化は存在するのか?

 横浜市立大学医学部は教育機関であることを忘れてはいないか。


不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba



 議会事務局が控え室に届けてくれた記事。

懲戒の元副学長ら名誉教授にー横浜市大医学部

 横浜市立大医学部の学位取得を巡る謝礼授受問題で懲戒処分を受けた元副学長(65)と、元医学部長(66)に対し、同大が名誉教授の称号を授与したことが27日わかった。


 この問題で、同大は2008年7月、医学博士の学位を取得した大学院生から謝礼を受け取るなどしたとして20人を懲戒処分。元副学長は停職4か月、元医学部長は停職2か月の処分を受け、2人とも自主退職した。同大によると、名誉教授の授与には「教授として教育上、学術上の功績があり、10年以上勤務した」などの基準がある。


 今回は、布施勉学長自らが「基準に合致する」として2人を推薦。学内外の教授らで構成する人事委員会が満場一致で賛成し、8月1日付の授与を決めたという。布施学長は“処分から2年たち、(学内の)悪しき慣習もなくなった。2人以上に功績のあった教授はいなかった”と語った。1128 読売新聞)


市大センター病院が県警に捜査を依頼した8月のできごとである。



 名誉とは、自身の業績、功績、態度、姿、振る舞い、あり方、生き方を讃えられ、それをすぐれている、価値があると自他共に認め、それを自らの尊厳、誇りと見なすこと。



名誉の意味を正しく理解すれば、いかに今回の人事委員会の決定がその意味から逸脱していることがわかる。この不思議な復活は横浜市立大学医学部だけの特殊な事例なのだろうか。日本人には恥の文化がある。また大学とはただ知識のみを教えるところだけではなかろう。


恥とは、現実の自分の姿が理想とする姿に比べ、劣っていることを自ら認識して不快又は悲痛に感じること。



 この不思議な人事が、あの取り違え医療事故起こした横浜市立大学医学部で行われたことを全国版で報道されたことを恥ずかしいと思う。


 2年前と同じように、通報者本人の厳罰を要求する申し入れ書が再度外科から提出されるのだろうか。


市大センター病院の麻薬事件を含め、常任委員会での市民の視点にたった議論を期待したい。
不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba