横浜市立大学医学部の不祥事はなぜなくならないのか | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

横浜市立大学医学部の不祥事はなぜなくならないのか

 市議会全員協議会の日、朝から衝撃的なニュースが走った。


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横浜市立大学センター病院―37歳麻酔科医麻薬取締法違反の疑いで逮捕。女性看護師も逮捕。


 議会は冒頭から林市長の陳謝で始まった。「医療従事者としてあってはならないことであり、市民の信用を失墜させるものです。市としても事実関係をきちんと確認したい」と。


“つまり一部の職員と、これらの不祥事を起こしてきた医療メンバーとの永い間の癒着体制が、本来市民の立場にたち、安全かつ質の高い医療供給を重視するべき行政の医療政策を軽視する体質にしてきたのではないでしょうか”と、106日の健康福祉局の決算局別審査で、数々の横浜市立大学医学部の不祥事を指摘したばかりだけに自分でも驚いた。


使用していたフェンタニルという麻酔薬はモルヒネの200倍の効果を持つ鎮痛剤。容疑者の車の中から300本の注射器が押収されていた。看護師の自宅からも麻酔薬押収。今年4月から数十回うったなど。


新聞で確認したが事実は大変な内容だった。センター病院は医師の教育病院でもあるのだ。


でも一番驚いたのは加藤淳一総務課長の会見での発言。横浜市立脳血管医療センター庶務係長、市民病院庶務係長など、本市の病院の責任職を経験してきたベテラン事務職である。


警察がこれから入手経路を捜査してゆく前段階で“安全にかかわるミスなどもなかった”と言ったと、新聞に書かれていた。“ミスはない。”―繰り返される論調。しかし、公人として安易に使ってはいけない言葉だ。安全管理の理念から取り残されていっているのではないだろうか。


 4月から本当に気付かなかったのか?病院は素人の集団ではない。患者の容態をいち早く気づき診断できるプロ集団であるはずである。まして、救急担当部署。


8月に病院がわかっていながらなぜ、都市経営局はなぜ知らなかったのか?本当に知らなかったのか?たくさんの疑問がでてくる。


センター病院には莫大な税金が投入されている。管理する側もそして病院も公的な責任をどこかに置き忘れてきてしまったかのようだ。






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なぜ横浜市立大学医学部の不祥事はなくならないのか?繰り返される同じ論調の謝罪。