こんにちは!

着物アドバイザーの、しげののりこです。


さて、前回は、
「江戸小紋 カジュアルに着る」ついてお伝えしました。
(興味のあるかたは、前回のブログをご参照くださいね。)

 今回は、
「万能な江戸小紋に合わせる帯」について、お伝えしますね!

 


江戸小紋と言っても 
「三役」から遊びのある柄まで、
用途も雰囲気も、幅広いですね。

つまりは、フォーマルからカジュアルまで
色柄によって、万能なお着物です。

帯も、それに合わせて
選んでいきます。

つまり、帯も、礼装向きの袋帯から
ざっくりした八寸名古屋帯まで使えます。

 

江戸小紋だからといって、この帯!という

ルールはありません。

 

【江戸小紋柄の分類】

①正統派の裃柄(かみしもがら)

➁古典柄

➂遊び柄

 

 

結婚式などへは、

 

「三役」と呼ばれる、鮫、行儀、角通しなどの

裃柄の江戸小紋!

 

紋を入れてあるものは

金糸銀糸の入った、華やかなで存在感のある袋帯を!

 

お祝いの会などには、

古典文様の九寸名古屋帯などがいいでしょう。

 

 

二番目に、

裃柄(かみしもがら)ではないけれど、

江戸庶民の町民文化からの古典柄は、

着回しがききます。

 

 

例えば、「宝尽くし」「松葉七宝」など、

三役まではいかないけれど、紋をつけて

略礼装にも大丈夫。

 

古典文様の九寸名古屋帯を合わせて

軽いパーティーや、大寄せ茶会などへ。

 

洒落袋で、お茶のおけいこや美術館へ。

染めの九寸名古屋帯で、カジュアルダウンしてもOKです。
 

 

三番目に、遊びのある柄ですが

 

「兎(うさぎ)」などの身近な動物を図案化したもの、

縁起担ぎで、「大根におろし金」など、

洒落っ気を感じさせる柄は、

礼装というわけにはいきません。

 

それでも、

洒落袋や有職文様の九寸名古屋帯

合わせれば、

軽いパーティーなどでも、お出かけできます。

 

 

一方で、お買い物やランチなど、

デイリー着物にカジュアルダウンするなら、

八寸名古屋帯とあわせても。

 

 

ただ、あまりにざっくりした八寸名古屋帯は、

カジュアルすぎるので、

避けたほうがいいと思います。

 

 

次回は「江戸小紋と紋」について、
詳しくお伝えいたします!

 
「楽しく気軽におきものライフ♥」
きものアドバイザーしげののりこでした。