平成28年司法試験の合格者は1583人。昨年より267人減少しました。
おそらく、来年以降も合格者は1500人程度となると思われます。

今年1600番だった人は不合格ですが、昨年なら合格できていました。
上位が抜けても、この人は、来年は相当数の1回目の受験者と競うことになります。

合格者数の調整により、人生を左右された受験生が多くいることは、容易に想像できます。

合格者数を減らすことを批判しているわけではありません。質を確保するために、合格ラインを高くするなら、それはむしろ必要なことです。
しかし、ここ数年の合格者数をみれば、まず、合格者数ありきということがわかります。

司法制度改革により法科大学院を創設するとともに、合格者数を大幅に増やしたとき、そこには、質の低い法曹が誕生するかもしれないというリスクを誰もが感じながら、それでも弁護士の数を増やすことへの理念や理想があったはずです。

その理念が簡単に覆され、しかしそれを誤りだったと認め謝罪するわけでもない。 

司法制度改革は、良くも悪くも多くの人の人生を翻弄しました。

それでも前を向くしかない受験生達に心からエールを送ります。