晩冬の嵐山・嵯峨野を歩く
金澤成保
嵐山・嵯峨野を散策して、多くの映像を撮った。今回は、まだ発表していない写真を中心にブログにしてみた。嵐山・嵯峨野の晩冬の風情をお楽しみいただけたら幸いです。
渡月橋近辺
嵐山が思っていたより雄大で、一方対岸の小倉山・亀山が優雅なのを、つくづく感じいった。渡月橋から見る風景には、人々をひきつける魅力が、たしかにある。観光客ももどりつつあるようで、渡月橋から清涼寺に至る南北のメインストリートは、とくに人通りが多い。外国人も多く、嵐山・嵯峨野の風情を楽しみにしているようだ。
竹林の小径と野宮神社
観光客を多く集める嵐山・嵯峨野の中でも、とりわけ竹林の小径は人気がある。静かな散策を求めてきているはずだが、人通りが多すぎて、やや興醒めでもある。途中にある野宮神社は恋愛成就で人気があり、若い人たちを中心に参拝客が多い。
清涼寺
前回すでにブログにまとめたが(「釈迦如来の清涼寺」)、清涼寺をふたたび訪れ、仁王像と法隆寺夢殿を模したとされる八角堂の聖徳太子殿の写真が撮れたので、ご紹介。
厭離庵
人家の間の路地を奥にすすむと、臨済宗天龍寺派の尼寺・厭離庵(えんりあん)がある。藤原定家の山荘跡で、百人一首を撰したところという。書院のほか、茶席時雨亭、定家塚などがある。非公開なので、外側から写真を撮らせてもらった。名前が示す通り、汚れた世の中から離れて隠棲する趣がある。