エルコラーノは、ポンペイと同じく西暦79年のヴェスーヴィオ火山の大噴火で、火山礫と熱した火山灰に覆われ、この港町で貴族の保養地であった古代ローマ人たちの暮らしと街を、一瞬に凍結して現代まで残している・・・・
海岸に逃げ、建物の影に隠れた人々も、灼熱の火山灰に埋もれ、折り重なるようにして亡くなっていった・・・南無阿弥陀仏・・・・・・
その日も、食堂はにぎわっていたはず・・・・
屋根を四方から内側に傾け、雨水を建物中央に集め、
街の人々の衣服を洗っていた洗濯屋・・・・
浴場の床は、モザイクタイルで絵が描かれ、
貴族の邸宅の壁にも、美しいモザイク画が・・・