点鬼簿 | ザキーヤのブログ

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日々徒然なるままの雑想を書き綴っております。(^^)

ふと思い出した。

 

遠い遠い日、身内の誰かが、「友人が言ってた。源氏物語は『点鬼簿』だと」と言ったのを。

 

点鬼簿とは、死者の名を記した帳簿のことだ。

『源氏物語』は確かに、ほとんどの登場人物が諸行無常に儚くなっていく。

 

永遠に若く美しくあり続けることを求める物語が多い中、『源氏物語』は容赦なく登場人物を次々に亡き者としてしまう。

だからその身内の友人は、「点鬼簿」と。

 

身内のほうは異論があるようだったが、それは聞きそびれてしまった。

 

その身内ももう、「点鬼簿」の一人となってしまっているけれど。

 

私は『源氏物語』をしっかり読み込んだわけではないが、

「点鬼簿」、一理あるかもな、と思ってしまう。

 

紫式部の意図は、分からないけれど。