リフレクソロジーのお勉強⑩
(足のトラブル)
タコやウオノメから痛風迄
足には様々な症状が表れます。
症状を把握して原因を知って
トリートメントの際に行う
視診に役立てましょう。
「足のトラブルを理解しておく」
足に出る様々なトラブルをトリートメント
の際に確認することで症状のある場所の
反射区の流れが滞っているのがわかります。
各種症状でクリニックに受診している場合は
トリートメント時に医師の同意が必要です。
押圧時に症状の痛みが出る部位は
避けて施術します。
角質
タコ
ウオノメ
巻き爪
これらのトラブルに対してのケアを行うものに
ドイツ式フットケア
(ポドロジー、フスフレーゲ)
が上げられます。
「タコ·ウオノメ」
靴で足の皮膚の一部に圧迫や摩擦などを受けて
皮膚の表面の角質層が厚くなったものです。
タコは、刺激から軟らかい皮膚を守るためのもので
角質が表皮の上に盛り上がります。痛みはありません。
ウオノメは角質が皮膚の深部に向かって作られ
中心に硬い芯があります。
これが神経を刺激するため痛みを伴います。
トリートメント時は、避けて施術します。
「水虫」
白癬菌という真菌の一種が原因の感染症です。
大きく足指の間や踵に発症する足白癬と
爪に発症する爪白癬に分かれます。
足白癬は角質増殖型、小水疱型、趾間型があります。
医師の同意があればトリートメント可能です。
施術はしっかりと手洗いと消毒をして
感染予防を徹底しましょう。
(小水疱型)
全体にブツブツができる。
(角質増殖型)
足裏が硬くカサカサになる。
(趾間型)
足指の間がジュクジュクしている。
(爪白癬)
足の爪が分厚くなったり白く濁ったりする。
「外反母趾」
親指が小指側の方向に曲がり「くの字」になる症状です。
指がの付け根の突出部が靴に当たり刺激を受けることによって
腫れて炎症を伴うことがあります。
ハイヒールなどの窮屈な靴によって親指の付け根から先が
圧迫されることがげんいわと言われています。
関節リウマチの合併症として表れることもあります。
トリートメント時頚椎の反射区への施術は避けましょう。
「内反小趾」
足の小指が内側に曲がって変形を起こした状態です。
内側に曲がった小指が靴に当たるため炎症を起こしたり
タコやウオノメが出来て痛むことがあります。
原因は不適切な靴の着用と歩き方の癖といわれています。
トリートメント時、胃の反射区への施術は避けましょう。
「巻き爪」
爪切りや足に合わない靴などが原因で起こります。
足の指に力を入れずに歩く癖がある人もなりやすい
傾向ごあります。巻き爪の縁は爪の周りの
皮膚を傷つけやすいため「細菌感染」と重なり
爪囲炎を起こすことがあります。
押圧時に痛みが出る場合はその部位を避けて施術します。
「ハンマートゥ」
親指以外の足の指が折れ曲がって
変形した状態のことを言います。
ほとんど痛みや症状は無いものの
甲側の指が靴に当たって痛みを感じることもあります。
窮屈な靴を履き続けていることや糖尿病による
「末梢神経障害」、足指の怪我等が原因として挙げられます。
施術時は無理に伸ばそうとしないようにしましょう。
「足底腱膜炎」
足のアーチ構造を支える足底腱膜が炎症を起こし
小さな断裂を繰り返している状態です。
かかや足底が地面に着地した際に
足底腱膜が伸ばされて痛みを感じます。
慢性化すると踵の骨に棘のような突起が出来て
更に痛みが増すこともあります。
長時間の歩行や立ち仕事、足に合わない靴の使用などが
原因とされます。痛みがある部位は避けて施術をします。
「下肢静脈瘤」
静脈の血液の逆流を防ぐためにある弁が壊れ
血液が逆流して静脈の壁が引き伸ばされて
血管の拡張が目立つようになってできるのが
「下肢静脈瘤」です。
しは足の筋肉を伸縮することで血液を
心臓へと押し上げています
座り放しや立ちっぱなしの状態で運動が不足すると
血液が押し上げられずに血管に血液がたまり
静脈が腫れ上がります。
痛みがある場合にはトリートメントは行わずに
医師に相談しましょう。
「浮指」
立っている時や歩いている時に足の指が床や靴底に接地しない
または接地していても指先に力を入れて
踏ん張れない状態のことを言います。
浮指の場合は指の付け根と踵の2箇所を中心に
体重を支えているため重心が踵よりになり
膝や腰の痛みや肩こりの原因になることがあります。
何だかんだ言いながらステップ1の
テキスト修了しました。(笑)
如何でしたでしょうか?
チャンチャン