六本木ヒルズにある森美術館で「建築の日本展」<その遺伝子がもたらすもの>を観てきましたので報告します。

 

森美術館は六本木ヒルズタワーの53階にあります。今回の展示は15周年記念展として4月25日から9月17日まで開催されています。

 


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今回のテーマ「建築の日本展」は、評判が高いようだったので、観に行きましたが、建築の知識がとくになくても、見応えのある興味深い内容でした。

 


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専門性がない私は、展示内容について上手にコメントや表現はできませんが、この展示は、日本の伝統文化としての日本建築の特徴・素晴らしさ、その近代化や海外への影響などを具体的に感じることができるものでした。

 

今回は素直に感じたことや思ったことをいくつか述べようと思いますが、展示・紹介された建物などで実在のものは、直接、目で確かめたいなあという思いにもとらわれましたよ。

 

主な感想は次の通りです。

 

 

 

・会津若松市にある二重螺旋構造でできた仏堂建築である「さざえ堂」の模型が展示されていましたが、実際に行って特殊な構造を実体験した経験があるだけにうれしく思うとともにその建築のすばらしさを再認識できました。(写真は会津さざえ堂公式HPより)

 


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・出土した宇豆柱や歴史資料から創造して作られた出雲大社本殿の模型には、何かわくわくさせられました。

 

 

 

・千利休の待庵の原寸大での再現には驚かされましたが、実際の待庵に行きたいという思いがしました。(今回展示と現地画像)

 

 
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・木組みの実例がいくつも展示されており、釘などなしに作られた昔の木造建築の基礎技術として、興味深く見ることができました。

 

 

 

・鳥取県三朝町にある三徳山三仏寺の奥院である「投入堂」(なげいれどう)はぜひ、自分の目で現物を確かめたく思いました。(現地画像)

 

 
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・丹下健三氏の自邸住居の三分の一スケールで宮大工が再現されたものが展示されていました。このような古建築の家を作り、住んでいたなんて、不思議です。

 


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・石上純也氏設計の「House & Restaurant」の造形中のビデオが公開されていましたが、とても興味深かったですね。なにしろ金型ではなく土型にコンクリートを流し込んで、固まった後、残りの土の部分を取り除いて、その空間を住居やレストランにするのですから。完成したらいってみたいレストランですね。

 

 

 

以上、稚拙な文章ではわかりにくいと思いますが、百聞は一見に如かず、ぜひ、訪ねてみてほしいと思います。