ゴールデンウィークに出かけた九州中部の続100名城めぐりの際に、立ち寄った熊本県阿蘇地方にあるパワースポットである上色見熊野座(かみしきみくまのいます)神社の報告をしたいと思います。
私は見ていませんが、緑川ユキの漫画作品であり、アニメ映画化されたた『蛍火の杜へ』の舞台としても話題を集めたようです。
さて、上色見熊野座神社は、阿蘇山の東側の熊本県高森町にあります。
神社の入り口は国道265号線沿いで色見郵便局の前にあります。入り口は気が付かず通り過ぎるかもしれませんが、50メートルほど北に行くと立派な駐車場もありますので、わかると思います。連休の合間の平日でしたが、有名なパワースポットということで、結構な人が来ていました。
まずは、20段ほど石段を登ると最初の鳥居があり、そこをくぐると、杉林の中、両側には同じ形状の灯篭が100基近く並ぶ参道です。結構、直線的です。
しばらくコンクリートの参道を進むとしばらくして苔むした石段となり、同じく苔むした灯篭が並びと合わせて、神域の雰囲気が上がります。
石段をしばらく登ると鳥居があります。神殿までもうすぐですね。
300段近い石段を登りきると神殿に到着です。
この神社には、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、石君大将軍が祀られています。
また、あとでわかったのですが、境内には熊野三山のすなわち、この神社の御神木である梛(なぎ)の木が植えられています。梛は「凪」につながり波風を鎮めること、さらには葉脈がないという葉の特徴から横に引きちぎろうとすると相当な力がいることから男女が「縁が切れないように」とお守りとして身につけたり、人との縁を結ぶとして、縁結びや商売繁盛に通じる縁起の良い木として大切にされてきています。
現場で写真を撮り忘れたなあと思っていたところ、なんと我が家にかわいい梛の木がありました。
パワースポットとしてここで終わりではありません。神社の先にパワースポットがあると聞き、境内の横手から神殿の後方をさらに登っていきます。
登ってきた石段よりかなりの急坂です。しばらく登って振り返ると真下に神殿の屋根が見えます。
結構急です。そして、見えてきました、縦横10メートル以上の大風穴がある大岩です。穿戸岩(うけといわ)と呼ばれています。この穿戸岩は、健磐竜命の従者鬼八法師が蹴破ったといわれています。蹴破ったにしては大きすぎるし、どうしてこのような穴ができたのか不思議です。
後方の緑とのコントラストは静の岩と生き生きした新緑のマッチングでとてもいい感じです。
また、「穿戸岩」は巨大な岩山を大きな風穴が貫いていることから、どんなに困難な目標でも必ず達成できる象徴として『合格・必勝』のご利益があると評判のようです。
以上、せっかくの場所なのに写真が少なくて申し訳ない報告でしたが、上色見熊野座神社とその後方にある穿戸岩は、雰囲気とご利益たっぷりの素敵なパワースポットですので、機会があったら是非、訪ねてみてほしいと思います。