2回目の一般質問(2016年03月08日:平成28年第1回定例会) | 温良恭倹譲~金山しげきのブログ

温良恭倹譲~金山しげきのブログ

生まれ育った町・奈良県桜井市で政治家になった「金山しげき」のブログです。

◯2番(金山成樹君)(登壇) 金山成樹でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、質問させていただきます。今回は2点質問いたします。

 1つ目は、桜井市における鳥獣被害対策についてお伺いします。

 桜井市の全面積のうち、約60%が山間部であり、近年では市街地でもイノシシや鹿の鳥獣被害が出ていると聞いています。農林水産省農林振興局にある農林政策部農林環境課鳥獣対策室の調査によると、平成26年度の野生鳥獣における農産物被害は、全国で約191億円です。桜井市においては、桜井市鳥獣被害防止計画が策定されていますが、その趣旨と捕獲頭数、並びに近年の桜井市の被害状況、また、国や県からの補助金の活用度合いを市長にお聞きいたします。

 2つ目は、桜井市における定住促進への取り組みについてお伺いします。

 本年2月26日に総務省が発表した平成27年度国勢調査の速報によると、日本の人口は1億2,711万47人で、5年前に行われた前回調査に比べ約94万7,000人が減少、これは国勢調査が始まって以来初めての人口減少ということでした。

 桜井市における人口も平成26年度版桜井市の統計によると、平成11年の6万4,728人をピークに年々減少し、平成26年には6万人を切り、現在は、本年1月1日現在で5万8,167人となっています。

 市長は、就任以来、若者の定住対策にも努力されてきたと聞いておりますが、桜井市では実際にどのような取り組みを現在なされているのかを市長にお聞きします。ご答弁よろしくお願いいたします。

 以上でございます。

 

◯市長(松井正剛君)(登壇) 2番金山議員の1点目、鳥獣被害対策についてのご質問にお答えをいたします。

 鳥獣被害による農作物の被害は、議員お述べのとおり、国による農作物被害の調査が始まった17年前、平成11年から年間200億円前後で推移しております。本市におきましても、年間2,000万円前後の被害が発生しており、特に近年、農林業従事者の高齢化や担い手の減少による耕作放棄地や放置山林が増加し、野生獣を誘引する原因となっていることなどから、被害が増加いたしております。

 そのため、総合的な対策を図ることを目的に、平成23年に桜井市鳥獣被害防止計画を策定いたしました。計画の主たる対策としては、個体数の削減について、捕獲計画頭数を平成28年度はイノシシ300頭、アライグマ80頭、ニホンジカ200頭としております。また、被害の軽減目標については、平成25年度の被害総額の30%削減を目標に設定をいたしております。こうした取り組みを進めることにより、個体数の削減や農作物の被害防止を図ることといたしております。

 なお、捕獲頭数につきましては、平成24年度からふえ始め、平成26年度、イノシシ、鹿、アライグマ合わせまして328頭を駆除いたしております。平成27年度は、本年2月末時点で351頭を駆除いたしているところであります。

 被害状況につきましては、中山間地での野菜、タケノコ、米などに被害が出ており、平成26年度で2,653万円の被害が出ております。

 対策に当たりましては、国の鳥獣被害防止対策事業や奈良県の森林植生事業の補助制度を活用し、囲いわな5基、通常捕獲おり17基、小動物用捕獲おり20基、金網柵1万6,839メートル、ワイヤーメッシュ柵9,274メーター、電気柵1,110メーターの設置、また、桜井市におきましても猟友会に対し、国や県の補助の対象とならない幼獣等の駆除活動に対し、独自の補助を行っております。さらに、平成27年度からは、本年度からですが、桜井市と地元猟友会桜井支部との間で委託契約を締結し、有害鳥獣の駆除に当たっていただいております。

 そして、市民サービスといたしまして、小動物用捕獲おりの貸し出しや購入、農業者がみずから購入する防護柵、狩猟免許取得等に対する補助も行っております。

 以上でございます。

 2点目、定住促進の取り組みについての質問にお答えをいたします。

 先日、国勢調査の速報値により、日本の総人口が、先ほどお述べをいただきましたが、1億2,711万人であったことが明らかにになりました。前回の平成22年調査より94万7,000人、0.7%減り、大正9年の調査開始以来、初めて人口が減少する局面を迎えました。速報値によりますと、首都圏を中心に人口がふえる一方、地方で減少しており、二極化が進んでいることが数値の上で明らかになったところであります。

 私は、このような中、地方創生の取り組みの中でも若者の移住・定住促進については非常に重要な取り組みと考えており、その取り組みの方針については、さきに策定させていただきましたまち・ひと・しごと創生総合戦略によりお示しをさせていただきました。移住・定住を進めるためには、地域の特色を生かした住民サービスの向上が必要であります。そのために、私が進めております「陽だまり政策」による子育て支援の充実などの福祉の向上、また、先日ご説明いたしました教育大綱に基づく教育の充実、また、地域に雇用を生み出す地域振興策の実施等、複合的に取り組む必要があります。これらの取り組みについては、総合戦略に基づき、しっかりと取り組みを進めてまいりたいと考えております。ご理解よろしくお願いを申し上げたいと思います。

 以上でございます。

 

◯2番(金山成樹君) ご答弁ありがとうございました。

 1つ目の質問である桜井市における鳥獣被害対策について、再度質問をさせていただきます。

 なるほど桜井市においても、年間2,600万円を超える非常に甚大な被害が出ていることがよく理解できました。丹精込めて育てた農作物をいざ出荷するときにイノシシや鹿に荒らされてしまい、売り物にならない、その落胆のお気持ちは農業に素人である私にも察するに余りあるわけでございます。2,600万円という金額だけを聞くとイメージが湧かないかもしれませんが、例えば私が農家をしていて、イノシシによる金額にして約3万円と換算できる被害を受けたとします。これ、一個人としては大きな負担だと感じます。例えば農家の私が3本1セット100円のニンジンを育てていた場合、300セット多く売らなければ金額的には取り返せません。また、つくった作物を販売するだけではなく、農業をすること自体を楽しみにしておられる方も多いと思います。鳥獣被害が続けば、一生懸命農業をしていてもいいことないと感じてしまい、ひょっとすれば農業を続ける市民の意欲が低下し、廃業を考えられる可能性もあると考えます。荒廃した田畑がふえれば、イノシシや鹿などの有害鳥獣がさらに町なかにおりてくることにもつながるし、マムシなどもすみつきますし、この桜井市の自然に恵まれた豊かな景観を維持すること自体が難しくなってしまう可能性があると考えます。

 また、農作物の被害だけではなく、近年ではイノシシや鹿などの有害鳥獣による住居施設の破壊事例、例えば庭を荒らしたり、玄関の柵を壊したりと、市民の生活環境にも悪影響を及ぼしていると耳にしています。鳥獣被害を課題であると理事者側も認識しておられるのかどうか、ご見解をお伺いしたいと思います。

 また、桜井市役所としての体制はどうか、そして、今後の対策はどのようにお考えなのかを再度市長にお伺いしたいと思います。

 

◯市長(松井正剛君) 被害情報の把握につきましては、市民や警察等の通報による被害情報や目撃情報をもとに、農林課担当職員または猟友会会員が現地で直接その情報を確認して把握をいたしております。また、有害鳥獣による被害防止対策の充実、強化を図るため、奈良県や猟友会、奈良県農業協同組合などの関係機関と連携をして、総合的な被害防止体系を確立し、農林業等の被害軽減等に資することを目的に、平成23年1月に桜井市鳥獣被害防止対策協議会を設立をしました。有害鳥獣による農作物被害等の防止対策、各種補助事業による取り組みと推進、その他鳥獣被害を減少させるための事業にその協議会で取り組んでいるところであります。市といたしましては、農林課の職員が適宜対応させていただいております。平成26年度には、市街地での、先ほど議員お述べのとおり、イノシシの出没が確認されるようになったことから、市役所関係部署による野生獣イノシシ、鹿の住環境被害等対策会議も開いております。地元自治会や周辺住民への注意喚起や現地対応に各課連携をして取り組む体制をつくり、対応に当たっているところであります。以上でございます。

 

◯2番(金山成樹君) ありがとうございます。

 本当に農林課だけではなく、いろんなところに被害が広まっている鳥獣害被害がありますので、今、市長が述べられたとおり、さらなる対策のほうをよろしくお願いしたいと思います。

 さて、五條市の阪合部新田町にあるイノシシや鹿などの有害鳥獣のみを対象とした食肉処理加工施設、ジビエール五條のことは、多くの方が報道などでご存じかもしれません。自治体が設置した食肉処理加工施設としては県内初ということもあり、先日、私は視察に行ってまいりました。

 ジビエール五條では、現在、五條市で設置しているおりで捕獲した有害鳥獣のみを処理している状況であり、個体番号もつけ、ウイルスなどの安全対策を十分に行った上で、生活協同組合ならコープや、大塔ふる里センターなどで販売されていると聞いています。また、五條市新町の和食レストラン、五條源兵衛でジビエ料理として味わえるほか、五條市のふるさと寄附金のお礼品としても、五條産ジビエセットとして好評を博していると聞いております。

 ジビエール五條は、昨年10月にオープンしたばかりの施設ですが、本年2月単体の売り上げで地元出身の職員3名分の人件費と光熱費が賄えるようになったと、今後の明るい見通しが見えてきたということを実際に見聞してまいりました。

 五條市においては、平成26年度、市の管理するおりで計460頭、猟友会で849頭、計1,309頭のイノシシ、鹿を捕獲しているとのことです。

 先ほどご答弁いただいたところ、桜井市においてのイノシシ、鹿の捕獲頭数は、平成26年度は300頭近く、そして、平成27年度も350頭余りと聞いております。また、ジビエール五條は、過疎債を活用した事業ということもあって、それをそのままそっくり桜井市に導入せよという話はございませんけれども、そして、捕獲頭数においても大きな開きがあることも承知しておりますが、市長は、桜井宇陀広域連合の連合長でもあります。近隣市町村と連携して鳥獣被害の低減を目的に、こうしたジビエール五條のような取り組みを参考にするのも、1つ有意義な方法ではないかと考えますが、市長のご見解をお伺いしたいと思います。

 また、当市には、奈良県が運営するオーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井というレストランを備えた宿泊施設がございます。現在は、県内でとれたイノシシや鹿を素材にしたメニューもあるそうですが、桜井市でとれるイノシシや鹿の味は非常においしいものと聞いております。桜井市でとれるイノシシや鹿をそうしたオーベルジュ、または、市内の飲食店でいつでも気軽に楽しんでいただける環境をつくることも、迎え入れの体制を整えることも、市長の目指しておられる観光・産業創造都市になるというビジョンにそぐうものであり、鳥獣被害低減にもつながっていくと考えますが、市長のお考えをお聞きしたいと思います。

 

◯市長(松井正剛君) 金山議員の再度の質問にお答えをさせていただきます。

 五條市のジビエール五條を昨年の12月、桜井市の担当職員も研修に行かせていただきました。そして、ちょうど運営を始められてから、まだ半年しかたっていないというふうな中で、いろいろ市のほうでも向こうと連絡をとりながら調べさせていただいて、収穫について、あるいは、採算面について、議員は黒字になったと言うんやけど、そこまでなかなか苦戦もされていたというふうに、いろんな課題も出てくるなと、まだあるなというふうにも思っております。

 そしてまた、近隣市町村との連携はどうかということもありましたが、宇陀市では、以前に検討もされておったというふうなことも聞いておりますが、課題の解決や採算面からなかなか進んでいないというのも現状であると思います。

 本市といたしましても、有害鳥獣駆除活動により捕獲した個体の有効活用方法が大事なことであると、そのようにも思っておりますので、検討いたしておりますが、現段階では商品化までには、さきに述べました多くの課題がありますので、引き続き周辺自治体とも情報交換をしながら、しっかりと研究もしながらやっていきたいなと、そのように思っているところであります。

 そして、もう1つは、昨年9月に営業を開始されましたオーベルジュにおきまして、最近、民間の食肉店を通じて調達された奈良県産、そして桜井産のイノシシ、鹿を食材としたジビエ料理が振る舞われていると、そのようなことも伺っております。

 議員お述べのとおり、ジビエによる桜井ブランドの開拓と食の環境づくりが市の活性化につなげるものと私も考えておりますが、有害鳥獣で捕獲したイノシシ、鹿については、衛生面の課題とか、あるいは個体数の確保とか、いろいろまだ課題が残っているように思います。活用できるか、引き続き検討してまいりたいと、そのように考えております。よろしくご理解お願いいたしたいと思います。

 

◯2番(金山成樹君) ありがとうございます。

 では、1問目の質問はこれにて終了したいと思いますが、最後に少しだけ強調したいんですけども、こうした県内初の取り組み、そして、今まで誰も挑戦したことがないような新しい、新たな産業を生み出す試み、これはぜひ続けていただきたいと思いまして、参考までに述べさせていただきましたので、どうぞよろしくお願いいたします。

 2問目の質問のほうへ移らせていただきます。先ほど定住促進の取り組みのほうで、市長もまち・ひと・しごと創生総合戦略について申していただきました。こちらのほうで定住促進についての取り組みの事業内容を少し述べていただけたらと思うんですけれども、こちらは担当部局でも市長でも構いませんが、お願いできますでしょうか。定住促進のために、今、取り組んでおられる施策について述べていただきたいと思うんですが。

 

◯市長(松井正剛君) それでは、具体的な先駆事業について、お答えをさせていただきたいと思います。

 本市において、移住・定住促進の先駆的な取り組みとして計画をしておりますのが、桜井市政策パッケージ化移住・定住促進事業であります。この事業につきましては、今議会においてご審議いただいておりますが、国の地方創生加速化交付金事業に手を挙げ、かかる所要の経費を補正予算案として上程をいたしております。

 この事業は、各施策にまたがる移住・定住促進を効果的に行うため、複数の事業を連携して実施するものでありまして、都市部の人をターゲットにした桜井市の暮らしの魅力を体験するツアーを行う桜井市移住体験事業、所有者や空き家活用、希望者向けの空き家の活用啓発活動を行う空き家活用普及啓発事業、地域の子育て支援を行う人材の発掘、育成、啓発活動を行うBPプログラム推進事業などの8事業を束ねて実施する予定であります。

 現在、国により事業の選定が行われているところでございまして、採択をいただけましたならば、早速実施させていただきたい、そのように考えております。

 これらの先駆事業を初めとして、今後も移住・定住の促進に向け、全力を挙げて取り組んでまいりたい、そのように考えております。

 

◯2番(金山成樹君) その事業の内容は、ご説明ありがとうございました。その予算をかけて、一体何世帯の定住を目標とされているのか、また、効果検証についての取り組みはどのようなお考えかをお伺いしたいと思います。

 

◯市長(松井正剛君) 今回の地方創生の取り組みの特徴の1つとして、数値目標を掲げて、それに基づく効果検証を行う仕組みを整備することが挙げられております。国の総合戦略によりますと、地方創生に係る各種施策を実施する上で、施策の実施による市民にどのような便益がもたらされるかを示す重要行政評価指標、KPIというので検証をして、改善する仕組み、PDCAサイクルを確立することが求められております。本市におきましても、事業ごとに設定をいたしております。

 移住・定住の促進に当たりましても、当然のことながら、この指標を各種設定し、取り組みを進めておるところであります。総合戦略において、U・I・Jターンと移住・定住の促進のKPIとして、先ほど言いました重要業績評価指標でありますが、移住者説明会参加者で平成31年度に50人、移住マッチング件数で同じく10件の目標値を設定いたしております。今後もこのKPIを使いながら、施策事業の検証を進め、効果的な移住・定住策を実施してまいりたい、そのように考えているところであります。以上です。

 

◯2番(金山成樹君) この平成31年の50人そして10件が多いか少ないかという議論は十分に精査されたうちだと思いますので、置いておいて、今回の取り組みの項目に関してなんですけれども、私も拝見させていただいたんですが、直接的というよりも、非常に間接的な移住・定住の促進事業であるというふうに感じさせていただきました。そういうふうに私は感じたんですけれども、市長のご見解をお伺いしたいと思うのと、あと、桜井市の未来像を、市長は多極ネットワーク型のコンパクトシティを目指すと常々おっしゃっておられますけれども、その多極ネットワーク型コンパクトシティの具体的なビジョンを再度お伺いさせていただいて、この移住・定住促進事業との整合性をご説明いただければと思います。

 

◯市長(松井正剛君) 今回の指標目標もしっかりつくりながら、地に足のついた活動をしてまいりたい、そのように考えておりまして、そして、それが移住・定住につながっていけばというふうな中で、この計画をつくらせていただいたというところであります。

 それとともに、多極ネットワーク型コンパクトシティに関しましては、人口減少社会を見据え、国では多極ネットワーク型コンパクトシティという新たなまちづくりを進めようとしています。これは、現在分散している生活に必要なサービス提供の担い手を一定のエリアに集約することで、地域の拠点を構築して、拠点同士、あるいは、拠点と中心市街地を公共交通で結んで、都市機能の維持を図ろうとするものであります。本市においても、この多極ネットワーク型コンパクトシティのまちづくりに向けて、立地適正化計画を策定し、取り組みを進めていく予定となっております。

 このコンパクトティのまちづくりを行う一番の目的は、人口減少社会において、住民サービスを低下させないことであると私は考えております。今後の地方都市は、人口減少や人口密度の低下という課題を都市の機能性を向上させることで乗り越えていくという発想が必要であります。そのことで、市民サービスを低下させない、あるいは、充実させ、移住・定住の促進につなげていくことが大事であると考えております。

 このような考えのもと、今後も多極ネットワーク型コンパクトシティのまちづくりの中で、移住・定住を促進してまいりたいと、そのように考えているところであります。

 

◯2番(金山成樹君) 決して間接的だから悪いとか言うてるつもりではないんですけれども、ただ、例えば桜井市にある106の自治会のうちで、市長の中では多分考えがあるんだと思いますけれども、定住強化エリアを例えば決めて、そのエリアで新築の住宅を建てられた方には数年間固定資産税を免除したりとか、あと、一定の補助金を出したり、そして、そういう直接的な定住促進事業のほうがより呼び水になるのではないかなと思いまして、質問させていただきました。

 また、桜井市は、木材の町でもございますので、桜井市内の事業者が扱う木材を使った新築やリフォームには、さらに補助金をふやすとか、そうした取り組みがあってもいいのかなと思ったので、質問させていただきました。

 こうした呼び水になるような施策とともに、現在、定住対策の一環として、本年2月に桜井市が初めて取り組まれた婚活事業の内容と実施主体、そして予算、そして結果について教えていただければと思います。

 また、桜井市における20代、30代、40代における未婚率をお聞きしたいと思います。担当部局で結構です。よろしくお願いします。

 

◯市長(松井正剛君) 今、金山議員が質問された最初の点については、私のほうから少し答弁させていただきます。

 今おっしゃっていただきましたように、桜井は木材の町、そして、木材を使った、今までは、去年までは木材あるいは桜井市の業者の方が新築と増築のときのみに補助対象としておりましたが、平成28年度、今議会に提案させていただいておりますのは、リフォームまで広げさせていただいております。少しでも市民の皆さんだけではなくて、定住対策になるようにしっかりと取り組んでいきたい、そのように思っているところであります。

 その他の件に関しましては、担当部長のほうからお答えをさせていただきます。

 

◯福祉保健部長(山名定晃君) ただいまの金山議員のご質問にお答えさせていただきます。

 まず、本市が取り組みました婚活事業についてでございますが、事業につきましては、2月20日の日曜日、長谷寺門前町町家コン、お座敷文化体験と題しまして、実施されました。イベントにつきましては、市が直接実施いたしたものではなく、県の地域のみんなで支える結婚子育て共同推進事業の補助金を利用しまして、NPO団体が主体となり、市が後援をさせていただきまして、実施したものでございます。

 内容といたしましては、奈良市の奈良町で唯一残っておりますお茶屋さんから奈良舞妓、奈良芸者を講師としてお招きして、奈良花街の歴史やお座敷でのマナーの簡単な講義と、実際にお座敷遊びを体験しながらゲーム感覚で参加者同士が自然に打ち解けるといった、交流しながらといったような企画であったと伺っております。

 イベントの共同事業者といたしまして、桜井市におきましては、この補助事業へのつなぎ、そしてまた、当日の進行につきましてもいろいろと協力させていただいたところであります。市の直接の事業ではありませんことから、市の予算から支出は行っておりません。県から1イベント当たり事業費の2分の1、限度額20万円が補助金としてNPOに補助されたところであります。また、参加者からは、男性、4,500円、女性、3,500円のご負担をいただき、この事業を運営されました。

 今回のイベントにつきましては、男性7名、女性8名の参加者があり、当日は悪天候にもかかわらず、会場は終始にぎやかであったということも聞かせてもらっており、4組のカップルが成立されたということを聞いております。以上でございます。

 

◯まちづくり部長(清水孝夫君) ただいまの金山議員さんの未婚率についてのご質問にお答えいたします。

 平成28年3月20日現在の桜井市住民基本台帳の集計によりますと、20代の人口は5,938人で、そのうち未婚は4,930人、未婚率は83.0%となっております。30代では、人口6,558人のうち未婚者は2,947人、未婚率は44.9%、40代では、人口7,845人のうち未婚者は2,911人、未婚率は37.1%となっております。なお、この未婚者の中には離婚や死別による場合も含まれておるということでございます。以上でございます。

 

◯2番(金山成樹君) ご答弁ありがとうございました。大変たくさんの、非常に高い未婚率があるなというふうに感じました。桜井市においては、もちろん外から住んでいただく努力も必要でしょうけれども、中から発掘していくということで、こうした、先ほど山名部長にもお答えいただいたような婚活事業にも取り組みを始められたというふうに理解させていただきます。行政としてどこまでかかわるかは、非常に難しい部分もありますが、人口減少という、先ほど市長もおっしゃられたこの課題に対してあらがっていく、こうした努力は非常に大切だと思いますし、できることは何でもやっていく、市の魅力をもっと見つけていく、こうした努力は不可欠でありますので、さらに工夫を重ねていただいて、桜井市に定住していただける方をふやしていただきたいと思います。また、婚活の事業を行う上では、独身でお子様を持つ方向けの施策もぜひあわせて十分研究していただきたいと思います。

 参考までに、大淀町は、花火のイベントに絡めて婚活イベントを行っておられます。本市においても、いろいろなイベントがあるわけでございますので、ぜひ担当部局にはこうした他市の事例も十分に研究していただきたいと要望いたしますが、いかがでしょうか。

 

◯福祉保健部長(山名定晃君) ただいまの再度のご質問にお答えさせていただきます。

 市が独自で婚活イベントを実施するのは、企画面やスキル面で限界がございます。そうした中で、今後は、今回のようにNPO団体、また、民間のご協力をいただきながら、取り組んでまいりたいというように考えております。

 また、婚活イベントに限らず、各種補助金メニューを紹介したり、また、逆に、そういったところからご提案をいただいたりしながら、情報を共有しながら、今後もイベントに取り組んでまいりたいというように考えておりますので、今後ともご指導、また、情報の提供がございましたら、よろしくお願いいたしたいと思います。以上でございます。

 

◯2番(金山成樹君) ありがとうございます。関連資料は、また、山名部長のほうにお届けさせていただきます。

 また、最後に市長のほうにお伺いしたいと思います。市長は、「甦れ!桜井、日本一住みたい、誇れるまちに」をスローガンに、昨年、市民の付託を受け、再選されました。「週刊東洋経済」が全国の都市を対象に毎年公表している「住みよさランキング」において、2015年度、全国813市区のうち、桜井市は住みよさの点で今、何位なのか、市長、ご存じでしょうか。お伺いしたいと思います。

 

◯市長(松井正剛君) 再度の質問にお答えをいたします。残念ながら、今年度は全国813市区中567位という結果となっております。

 

◯2番(金山成樹君) 市長のおっしゃるとおり、567位です。ちなみに、生駒が27位、そして香芝市が44位、そしてお隣の橿原市は244位となっております。こうした点で見ると、まだまだ桜井市の住みよさ、もちろんこれだけが指標の全てではないんですけれども、まだまだなのかなと思ってしまいます。桜井市の今後のことを考えると、余り時間がないなと感じるこのごろなんですけれども、市長のほうでおっしゃられる「日本一住みたい、誇れるまち」にいつなるのか、定住人口が増加する桜井市にいつなることを目指すのかを市長にお伺いしたいと思います。

 

◯市長(松井正剛君) 金山議員の再度の質問にお答えをいたします。桜井市を「日本一住みたい、誇れるまち」にし、市外の皆さんから定住するなら桜井市という評価をいただくため、私は公約を掲げ、また、総合戦略にそれを反映させていただきました。市民の皆さんが豊かに、また安心安全で暮らせるまちづくりを行うためには、まだまだ先送りされている課題は山積をいたしております。また、取り組むべき事業も数多く残されております。桜井市の財政状況は、先ほど来よりお話をさせていただいておりますように、危機的な状況は脱しました。19年、20年、21年と赤字になりました。そのような危機的な状況は脱したものの、なかなか新しいまちづくりに手を広げるまでには難しい状態だなというふうに私も思っておりました。そんな中で、一昨年の12月、奈良県とまちづくりに関する包括協定を結ぶことができました。これによって、先ほど来議論しておりますように、懸案であった桜井市のまちづくりが大きく動き出しました。財政的にまだまだ厳しい桜井市でありますが、国や県の支援を得て、桜井市のまちづくりに明るい光がわずかでありますが見えてきた今こそが桜井市にとって絶好のチャンスであると思っております。取り組みを進めていきたいと、そのように考えているところであります。

 先ほど来申しておりますように、桜井市の10年後、20年後を見据えて、市民の皆さんが住んでよかった、誇りに思う町、市外の皆さんが魅力を感じる町になるように、総合戦略に取り組んでまいりたいと思っております。平成28年度は、その礎になる、そんな年にしていきたい、そのように思っております。議員ご質問のまちづくりの目標時期でありますが、短期的には総合戦略で定める平成31年度末が1つの区切りであると、そのように考えております。今後とも着実に取り組みを進めてまいりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

 以上でございます。

 

◯2番(金山成樹君) やはり、定住を促進する、そして、まちづくり、「日本一住みたい、誇れるまち」にするというのは、同時に桜井市自身が桜井市の魅力を発見し続けないといけないと、磨き続けないといけないということを市長の言葉を聞きながら再確認させていただきました。桜井市は、相撲の発祥の地でございますので、どうぞ市長におかれましては、二の矢、三の矢はちょっとないと思いますので、ぜひこの一の矢でしっかりと頑張っていただきたいと思っております。相撲の発祥の地である桜井市ですので、ぜひ粘り腰で頑張っていただきたいと思います。

 以上で質問のほうを終わりたいと思いますが、市長、何かご意見ありましたら、お伺いしたいと思います。

 

◯市長(松井正剛君) 金山議員から今、叱咤激励をいただきました。しっかりと取り組んでまいりたいと思います。相撲の発祥の地を忘れることなく、頑張りたいと思います。以上です。