ハルと出会ってからの2年はなんとも早いものだった。
毎日が楽しく、充実していたんだろうと思う。
とはいえ、何か進展があったわけではないのだが・・・。
自分の気持ちを伝えることができないまま、ついに迎えた卒業式。
ハルとは同じ中学へ通う。
卒業したからって何が変わるわけではなかった。
それでも、
もう同じ教室で一緒に勉強することもなければ
気軽にお喋りすることもない。
ただそれだけのことなのに、
無性に寂しくなった。
卒業後にあったハルの誕生日会。
数人しかいない男子の中に入っていた俺は
ハルへのプレゼントを慣れないデパートで何時間も吟味して選んでいた。
一緒に行った友達にハルへの思いがばれてしまうくらい真剣に。
ハルが好きな男子を知っていたし、ハルを好きな男子も知っていた。
二人は両思いだった。
それでも呼ばれた誕生会では幸せだった。
初恋の終わりにはもったいないくらいの思い出となった。
終わり