新・観光立国論 | 浜野しげきオフィシャルブログ「伊根の舟屋|しげきのある町づくり!浜野しげきのブログ」Powered by Ameba

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京都府伊根町議員 3期目(現在:第14代 議長)。みずほ保育園/朝妻保育所・朝妻小・伊根中/宮津高校/伊根町役場/(株)油屋・NPO法人いー伊根っと/を経て現職

海の京都
伊根町マイスター 浜野しげきですふなやん


8日、9日と議員管外視察研修に石川県へ行ってきました。

管外視察研修の内容は後日、あらためて報告させていただくとして、片道5時間のバス移動の車中で読んでいた本を紹介させていただきます。


観光や地方創生に関わる方にはおすすめの一冊です。
観光立国
日本で長く金融アナリストとして活動し、今は日本の伝統文化に関する事業を行っているイギリス人のデービッド・アトキンソンさんによる「観光立国」提言の本「新・観光立国論(デービッド・アトキンソン 著)」です。

人口が減る日本において経済を再生するためには、日本に訪れる外国人観光客を「短期移民」としてとらえ、観光を盛り上げていくべきだということをわかりやすく客観的な分析をされています。

日本では東京オリンピック・パラリンピックを大きなチャンスとして捉え、2020年の外国人観光客数を2000万人にするという目標を掲げていますが、フランスでは、2013年の時点で人口6611万人に対し、観光客数は8473万人ですが、日本は人口1億2691万人に対し、観光客は1036万人となっています。
アジアの中の観光客数を見ると、中国は5569万人、タイは2655万人というデータを見ると、日本の2000万人というのは非常に低い目標であり、まだまだやるべきことはたくさんあると感じました。

また、日本が海外へのアピールポイントと考えている「治安の良さ」や「交通機関の正確さ」、「おもてなし」、「ゆるキャラ」は、それが目的でわざわざ日本にくる観光客はいないと分析され、「気候」「自然」「文化」「食事」を観光立国の4条件とされています。

そして日本はこの4つ全てを持っているため、大きな可能性があると提言されています。
もちろん、わが町伊根町にもこの4つは全て存在しています。

鋭い分析の数々に、観光に対し自分が勘違いや思い違いしていた部分がたくさんあったと気付かされる、非常に学びの多い1冊でした。



町議会議員は何でも相談屋なんで、遠慮なさらずにお声かけくださいませ(^^)/



い~伊根っグッド!



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