世界遺産「ハルシュタット」姉妹提携にふさわしい村！！～平成25年第3回定例議会一般質問答弁～

海の京都・伊根町を心から愛する

伊根町マイスターの浜野しげきです

一般質問の町長答弁内容を掲載します！
かなり前向きな見解を示していただきました。

◆町道亀島本庄浜線の海水浴シーズンにおける放置車両対策及び海水浴場整備について

泊海岸付近の町道は、海水浴シーズンとなると確かに路上駐車が顕著に見られます。
その対応策についてのご質問ですが、路上駐車防止のバリケードの設置については、過去に地元から、車道が狭く危険であるため車道を広げてほしいとの地元要望があり、護岸のエプロン敷きの占用許可を受けて車道にしたもので､工事中とか災害などの特別な事由がない限り車道を塞ぐことはできません。
また、違法駐車の取り締まりは、取締り区間を駐車禁止の指定を行なう必要があるとともに、指定により24時間、365日その適用を受けるため、地元もそれは望んでいませんし、一旦指定してしまうと、後戻りが出来ないことから、慎重な対応が必要と考えます。また、広報の徹底については、立て看板或いは、広報車等での呼びかけは可能かと考えますが、遊泳客等の意識や理解がどこまで伝わるかが不明です。
以上のことを踏まえますと、先ずは、警察官によって路上駐車に対する指導がしやすくすることが先決であり、これには移動先となる駐車場の整備や確保が必要となります。
今後、海水浴場としての地元の理解と用地の確保が得られるなら、整備したく考えております。それ無くしての強硬な取り締まりというものは難しいと考えます。海水浴場としての指定を外すという手もあろうかと思うが、これには広範な議論が必要に思う。

また、AED(自動体外式除細動器）の設置ですが、海水浴場としてあるなら、必要であろうと思います。置くからには、ただあるだけでは意味が薄い、効果的な運用が望まれますので、地元の皆さんと設置場所や講習また監視員の常駐等について協議が必要かと思います。設置に向け検討しますが、地元の皆さんの理解と協力が不可欠であります。

◆海外の自治体との姉妹提携について

2点目の海外の自治体との姉妹提携についてのご質問です。
姉妹提携は、市町のイメージ向上はもとより、自治体に文化的、教育的、行政的、経済的に大きな効果が期待できる等、双方に恩恵をもたらす交流であると考えております。そして、姉妹提携により醸成される国内外住民同士の国際的な信頼関係、連帯感、親近感により相互理解が深まり、結果として双方の地域活性化にも大きく寄与する可能性も秘めております。
私も、かつてより姉妹提携は色々と模索をしていおります。随分昔になるが、商工会時代はスイスのインターラーケン地方ブリエンツ湖畔のブリエンツという伊根町程の小さな町と互いに行き来を重ね姉妹提携一歩手前までいった覚えがある。
また、イタリアは水の都ベネチアや北フランスのモンサンミッシェル等も、相手がこちらに目を向けてくれるかどうかは別として、海外の姉妹提携都市としては理想的なまちではないかと考えたりもする。
国内なら、「ええにょぼ」の朝ドラご当地連合とか、「寅さん」や「釣りバカ日誌」ロケ地友好協定を考えたりした。しかし、国内は「日本で最も美しい村」連合に加盟したことや、和束町と友好協定を結んだことで想いは達成できたように思う、後はしっかりこれを生かしていけばよいと考える。
今回「海の京都」構想の中でオーストリアのハルシュタットという小さな村を知った。ザルツブルグに近いザルツカンマングート地方のハルシュタット湖畔に在り人口は900人台、本町伊根地区の舟屋の町並みによく似たボートハウスが連なる、世界遺産にも登録された風光明姻な村である。町の規模や景観に共通点もあり姉妹提携にふさわしい村のように思う。
出来ればこうした海外の自治体と姉妹提携を結び、冒頭申し上げた目的はもとより、交流事業を通じて、子供たちをはじめとした町民の人づくり、そして、文化、教育、まちづくり等を一緒になって学び、定住促進や食文化等の産業の充実強化に努めたく考えております。
今後、国や京都府等関係機関の指導を仰ぎながら調整を図り、なんとか本町に相応しく共通点のある海外の町や村と姉妹提携が実施できるよう具体的に検討したく考えております。