蕎麦通なら一度は食べておきましょう！！～筒川そば祭～

京都・丹後を心から愛する

伊根町マイスター

ミシュラン京都掲載の某お蕎麦屋さんも興味を示されている殆ど市場に出回らないお蕎麦♪

香り高い伊根町の新そばを味わえるとっておきのイベント「筒川そば祭り」が開催されます。

今年できたばかりの新そばを食べることができるほか、福入りもちまきや農産物の販売も行われます。
熟練の職人さんがその場で打ったお蕎麦は、そば通も納得のおいしさですよ！
11月に入り、だんだんと寒くなってきましたが、ぜひ筒川そばを食べに日本で最も美しい村伊根町にお越し下さい！

【筒川そばまつり】
開催日：平成24年11月4日（日）　午前10時から午後2時
場所：筒川文化センター（伊根町字本坂）

今日は久しぶりに野菜ソムリエらしく筒川そばについて書かせていただきます。

筒川そばは、品種改良したものでなく、伊根町に昔から伝わる在来種です。

栽培開始時期は、戦前からであり、伊根町内の各家庭で栽培、親しまれていた品目です。
栽培地域は伊根町全域であり、立地としては、山間部の圃場が多いです。

伊根町には、旧村毎に伊根、朝妻、本庄、筒川の4つの地区があり、そばの栽培が特に盛んであったのは筒川地区です。
この筒川地区は伊根町内でも特に過疎化が深刻な地域で、当該地区で「農地が守れない。コミュニティーが衰退する。」ことを危惧し、平成4年に地元農家の呼びかけにより集落間で話し合いを行なっています。
その結果、平成4年12月に地域おこしの一環として「筒川そば生産組合」が設立。
伊根町のそばの生産、加工、販売を担う組織として、伊根町でも支援を行なった結果、組合設立当初は作付面積が1haに満たなかったものが、現在は10haを超える面積での栽培が定着、筒川地区以外の3地区にもそば栽培が行なわれるようになり現在に至ります。

なお、そばに適した立地として、次の二つがあげられます。

①水はけが良いこと

②日照が良いことが挙げられます。

そばの収穫工程「刈取、乾燥、選別、磨き、石抜き、製粉」は全て「筒川そば生産組合」が行います。
これらの工程を行う為の機械、施設等が平成10年度から現在までに整備されているからです。

イメージとしては、そばを圃場で作るのは農家、収穫等については筒川そば生産組合という格好です。
乾燥方法は、天日乾燥でなく、DOG乾燥(湿気をとった後に乾いた空気をあてて乾燥)です。

現在の筒川そばの年間の取扱高は、例年であれば年間4～5t(内町外の旅館、宿泊施設、そば屋等への年間出荷量2t、町内での年間出荷･消費量1～1.5t、残りはストック分)です。

長くなりすぎましたかね～^^;

11月4日は伊根町で皆さまのお越しをお待ちしております！

い～伊根っ