定住対策どう評価 | 浜野しげきオフィシャルブログ「伊根の舟屋|しげきのある町づくり!浜野しげきのブログ」Powered by Ameba

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京都府伊根町議員 3期目(現在:第14代 議長)。みずほ保育園/朝妻保育所・朝妻小・伊根中/宮津高校/伊根町役場/(株)油屋・NPO法人いー伊根っと/を経て現職

11月9日付けの朝日新聞の京都版に伊根町長選挙に関連して

婚活パーティーや空き家バンク事業の記事が掲載されました。

以下、掲載記事です。


定住政策 どう評価 伊根町W選きょう告示

試み始動、効果これから 婚活パーティー・宅地販売・空き家紹介…
Salesman Blog(伊根町のセールスマンのブログ)-伊根町 朝日新聞
京都最北端のまち・伊根町。若者の都会への流出は止まらず、町の高齢化率(65歳以上)は41・6%で府内トップだ。人口約2600人の町が抱える大きな課題は、若い世代の定住をどう進めるか。9日告示、14日投開票の町長選・町議選(定数10)では、この4年間の施策の是非が問われる。

町で生まれ育ち、地元で働く男性公務員(30)は7月、町が企画したイベントに参加した。地元の独身男性に出会いの場を提供する「カップリングパーティー」。そこで彼女を見つけた。京都市で働く20代。話しやすく、おっとりした感じが気に入り、向こうも自分を選んでくれた。

2回目のデートは「伊根町1周」だった。舟屋の町並みや海岸沿いをマイカーで巡り、昼食は仲良く刺し身定食。食べ終えた彼女は、満足そうな笑顔を見せた。「また会いましょうね」。別れ際の言葉がうれしかった。

田舎には来てくれへんやろう――。そんなあきらめから彼女を探すことに消極的だった。「田舎を否定されるのがイヤだったのかもしれない」。いまは携帯メールでその日の出来事を伝えあう日々。時間をかけて、町の良さを知ってもらおうと思っている。

この「婚活パーティー」に参加する女性は町外に住む人だ。初回の昨年11月は参加20組中4組のカップルが誕生し、男性公務員も参加した2回目は8組で2倍になった。12月4、5日に開かれる3回目は男女各15人を募集。女性は大阪や千葉などからすでに16人の申し込みがあった。

担当する浜野茂樹・総務課主事は「参加した女性はよく『住んでみたい』と言ってくれるんですが、実際どうなるかはご縁ですから……」。カップルのその後は、プライバシーの問題もあって追跡しにくいのが実情だ。

町は3月、町の将来像を描く第5次総合計画をまとめた。その中で、現在の人口約2600人は、10年後には1625人にまで減ると予測。そこで施策を展開し、2500人とする目標を立てた。

しかし、町外から移ってきても住む所がない。町は婚活パーティーに連動させる形で住宅政策に乗り出した。先月には初めて宅地販売を手がけ、診療所跡地の125平方メートル(527万円)と139平方メートル(585万円)の2区画を用意。若年層を呼び込みたいと、「夫婦あわせて満年齢80歳未満」といった条件を付けたが、今のところ問い合わせはないという。

昨年度からは「空き家バンク」も始めた。町民に空き家を登録してもらい、町外の人に売ったり貸したりする。現在、町のホームページで4件の物件が紹介され、うち2件は成約済み。神戸の人が別荘として購入したケースもある。数十件の問い合わせがあり、反応はまずまずだ。

こうした定住促進策は、まだ動き始めたばかり。町民が選挙でどう評価し、行政や議会がどう取り組みを進めていくかが注目される。



い~伊根っGOOD。