野菜ソムリエの修了試験受験時に課題として提出が義務付けられているベジフルカルテを作成しました。
作成したのは、大地の恵み「トマト」です
・氏
品目:トマト
(植物学上の分類):ナス科
品種(種類):桃太郎
・育ち
京都府伊根町産。ハウス栽培。自家製のボカシ肥と魚粉や海草等のミネラル分でこだわりの土作り。
酵素やニーム・唐辛子等を使用するなど、化学合成農薬を抑制。水分を抑えることをせず、健康な草
木に育てることで美味しいトマトを作ることをモットーにしている農家。
・ころ
通常、露地栽培のトマトの旬は6~9 月。極端に水を絞ることなく、樹上で色付いてから収穫している。
(通常、トマトは、開花後40 日ころから収穫可能だが、このころはまだ酸味が強く、50 日目くらいの真っ
赤に色づいたものが甘みも強く美味。)
・たて
JA京都にて3 個入プラスチックパックで販売。(198 円/パック)
・品質
外観:拳大のサイズ。直径7-8cm。発色のいい赤色が美しい。
嗜好性:フルーツトマトに引けをとらない独特の甘くて濃い味。コクがあり、刺すような酸っぱさはない。
ゼリー部分が多い。
用途性:生のままサラダにする他、加熱調理で煮込みやパスタ、炒め物も可。
保存性:ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で2~3 日。冷やしすぎると味がおちる。
栄養性・機能性:リコピン(赤い色)-強い抗酸化作用でガンや動脈硬化等を予防する効果が高い。
VC、VAが多く、血圧を下げるカリウム、ルチン、脂肪の代謝を助けるVB6も含まれる。
・コメント
ひと口食べてみると、うまみ成分が口の中に自然と広がるトマトです。加熱していないのに、加熱した
トマトのような濃いコクのある味わい。あくまで味のしっかりした野菜のコクを感じました。Uターンした
青年が栽培するこのトマトは伊根町の他に誇る食材の一つです。
・レシピ欄
特徴:力強い風味はフルーツに近い。糖度は普通のトマトの1.2~1.5 倍。
・メニュー名:カプレーゼ
・材料:(二人分)
トマト:2 個、フレッシュモッツァレラ:1 個、バジルの葉:適量、塩:適量、黒胡椒:適量、EXVオリーブ
オイル:適量
・作り方
①トマトを厚さ1 センチ程度に輪切りする。
②モッツァレラをトマトと同じ厚さ、同じ数スライスする。
③お皿にトマト、バジル、モッツァレラの順に重ね、上から塩・黒胡椒をふり、EXV オリーブオイルを回し
かけて提供する。
・ポイント
生食でコクのある濃い味わいを楽しめるこのトマトを生かすため、シンプルにトマトを味わえるカプレーゼ
にしました。農薬などが気になる場合はトマトを湯向きしてもOK。美味しいトマトとバジルとオイルという
「これぞイタリアン」という組み合わせ。最高です。