バンクーバーの朝日 | しげの気ままに芸術鑑賞

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もっと芸術的感動をしたい。 ジャンルは幅広くとってます。 そしてその感動をここでお伝えしたい。 課題は文書力(笑)。 でも僕流でいいじゃん♪ 気ままに、のんびり焦らず気長にいきたいと思います♪

2015年1月12日(月)成人の日 祝日、今日、映画 『バンクーバーの朝日』 を観てきました。

正直、期待したほどの感動はなかったです。。。

まずはストーリーですね。 どんなお話だったかというと。。。

カナダのバンクーバーの日本人移民のお話。 日本人移民たちは、カナダ人の半分の賃金で長時間労働を強いられていた。 

せめてもの希望をと、野球チーム Asahi を結成します。 ところが、体格でカナダ人に負けてしまい、真っ向勝負では全く勝てません。 それどころか1点すら取れない弱体チームでした。

ある時、打ちそこないが、相手チームの選手を慌てさせ、あわやヒットになりかけます。 そうか、バントして足で稼ぐヒットを重ねれば。。。勝てる。。 他にも相手のバッターの弱点を研究して、弱点をつくピッチングをするなどの工夫をして、見違えるほど強いチーム、勝てるチームに変貌していきます。

しかし、そこは人種差別のまだ根強い地、審判までもが白人チームに有利な判定を続けます。 ある時、白人ピッチャーが、日本人バッターの頭にボールを直撃させますが、白人ピッチャーは平然としています。 それに怒った日本人選手の一人がその白人に殴りかかりますが。。。

このことで、Asahi は出場停止処分になります。 

しかし、Asahi の試合が見たいと多くの要望が殺到します。 なんと、白人も多く要望を出してました。 アメリカもそうですが、強いチームになれば、認める人も多く出るのがアメリカやカナダです。 そのあたりはすごいなぁと感心しました。 そして、ついに出場許可がでます。

どれくらいの規模の試合かわかりませんが、ついに Asahi は、決勝まで進みます。  結果はいかに。。。

しかし、日本軍が真珠湾攻撃をしたために、日本人移民はすべて敵性外国人となり、一人かばん1個以外、財産をすべて没収され、強制収容所へ送られます。 Asahi も解散、二度といっしょに集まることはなかったそうです。。

そして、そのチームメンバーがほとんど死に絶えた61年後。。。2003年

Asahi は、カナダ野球の殿堂入り しました。

感動というか、少し、震えましたね。

カナダのバンクーバーは、一週間ほど一人旅で滞在したことがありますが、これをふまえて振り返ってみると、感慨深いものを感じます。

おわり