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STAY POSITIVE 車いすバリアフリー建築士のブログ

車椅子バリアフリー建築士。ミュージシャン(サックス、ウクレレ、ボーカル)
2011年4月、転落事故で脊髄損傷(th-11)。
福祉住環境コーディネーターでもあり、住まいや外出などの車椅子生活日記。

先週末仙台にライブをやりに行ってきました。

 

前日深夜までリハーサルして寝不足のまま早朝出発、お昼過ぎに仙台到着したけど結局出演時間が24:30から。。

 

出番の時には疲労MAXでしたね。

 

でも初めての仙台だったしかなり楽しかったです。

 

 

 

今回R&Bホテルのバリアフリールームに宿泊したのですが、ちょっとこれがバリアフリーを謳うにはツッコミどころが多かったので書いておこうと思います。

 

 

部屋に入ったところから撮った写真。

 

通路幅がかなり広く取ってあります。

 

入り口は開き戸。車椅子としては引き戸の方がいいけど大概のホテルのバリアフリールームも開き戸多いですね。

 

 

バスルーム前にシャワーチェアーが置いてありました。

 

 

ベッドには手すりが付いてました。縦に起こして使用します。

 

人によっては助かるのかな?

 

 

 

これが問題のバスルーム。

 

まず開き戸。バスルームはやっぱり引き戸にするべき。引きしろも全然あるし。


便器へのアクセスが全く考えられていない。


ほとんどの車椅子ユーザーは便座に移乗できないでしょう。

 

バスタブがないのは全然いいんだけど、洗面所までの幅が狭すぎ。

 

洗面台は小さい上に位置が高過ぎ。

 

洗面台上の鏡も高過ぎて車椅子では全く使えません。

 

横の鏡はかろうじて見えるので横を向きながら使いました。

 

僕の車椅子は平均的なものよりも幅が狭く高さも高いので、ほとんどの車椅子はもっと使いづらいでしょう。

 

鏡の横の手すりに関してはよく意味がわかりませんね。

 

 

そして極めつけが水勾配のためにつけたであろうこの段差。

 

この写真で見ると左側のカーテンと便器の幅が広く見えますが、実際は斜めに入るのでかなり狭いです。

 

OXなどの標準的な車椅子の幅でギリッギリだと思います。

 

例えば洗面台を使うときは片輪だけ上に乗っかった状態になるし、もちろん中で回転できないので出るときはウィリーしながらバックしないとなりません。

 

最初の画像に戻りますが、これだけのスペースあるならもっとバスルームのスペースを取るべき。絶対に。マジで。

 

 

こないだの福祉機器展でみたこんなユニットバスなら全然使いやすそうですよね。

 

 

このR&Bホテル、土曜日に宿泊しましたが一泊8千円でした。

 

清潔感もあったし、焼きたてパンが売りらしいのですが、朝食に関してはほぼ満点でした。

 

4種類位の焼きたてパンの他、ゆで卵やスープバーなんかもあって、車椅子には大敵のバイキングにもかかわらず3往復ほどしてセットアップしました。

 

結構いいホテルだったので尚更バリアフリールームのお粗末さが残念でしたね。

 

スペースがないわけではないので知識がないんでしょうね。

 

 

 

結局毎回同じような結論になるけど、

 

設計の段階で利用者の意見を聞くべき

 

それをやるだけで全然いいものが出来るし、そんなにコストが上がるわけでもない。

 

とりあえず法令だけクリアしていればいいという考え方は誰も得しないし勿体無い。

 

 

あともう一つは朝食バイキングに車椅子の人が来た時に、スタッフに「お手伝いしましょうか?」など一声かけるよう教育をした方がいいと思いました。

 

自分が車椅子なのでこういう事言うのは図々しく思われそうですが、僕が健常者でも同じ意見です。

 

 

せっかくいいホテルなのに勿体なかったな、と言う話でした。

 

 

一応この記事のリンクをR&Bホテルに送ってみようと思います。