実務翻訳案件では、Excel訳語集が支給されることがよくありますが、これをTrados Studio 2021で使える形(MultiTerm用語集)に変換する方法について説明します。

1. SDL MultiTerm Convert を起動します。

SDL MutliTerm Convert のウィザードの 1 ページ目が表示されます。

2. [次へ]をクリックします。

ウィザードの[変換セッション]ページが表示されます。

3. [新規変換セッション]が選択されていることを確認します。

4. [次へ]をクリックします。

5. [Microsoft Excel]形式を選択し、[次へ]をクリックします。

6. [入力ファイル]ボックスの右にある[参照]をクリックします。

7.[開く]ダイアログボックスで、あらかじめ作成しておいた対訳表のファイルを選択し、[開く]をクリックします。

[ファイルの指定]ページの[入力ファイル]ボックスに、選択した対訳表のファイルのパスが表示されます。

8. [次へ]をクリックします。

ウィザードの[列見出しの指定]ページが表示されます。

9.[使用可能な列見出しフィールド]の一覧から、[English] を選択します。

10.[言語フィールド]を選択し、ドロップダウンリストから、[English (United States)]を選択します。Japaneseについても同様です。

11. [次へ]をクリックします。
[エントリ構造の作成]ページが表示されます。

12. 特に何もせず、[次へ]をクリックします。
[変換概要]ページが表示されます。

13. 特に何もせず、[次へ]をクリックします。
しばらくすると、[XXXエントリが変換されました]というメッセージが表示されます。

14. [次へ]をクリックします。
[変換完了]ページが表示されます。

15. [終了]をクリックします。

■定義ファイルから用語ベースを作成する

16.  SDL Multiterm Desktop を起動します。

17. [ファイル]メニューをクリックし、表示された画面右側の[用語ベースの作成]をクリックします。
[新しい用語ベースを保存]ダイアログボックスが表示されます。



18.新しく作成する用語ベースの場所とファイル名を指定し、[保存]をクリックします。
用語ベースウィザードが表示されます。



19.[次へ]をクリックします。
[用語ベース定義]ページが表示されます。

20.[既存の用語ベース定義ファイルを読み込み]を選択し、[参照]をクリックします。



21.作成した用語ベース定義ファイル (*.xdt) を選択し、[開く]をクリックします。
[用語ベース定義]ページの[既存の用語ベース定義を読み込み]ボックスに、選択した用語ベース定義ファイルが表示されます。

22. [次へ]をクリックします。
[用語ベース名]ページが表示されます。

23.[表示名]に用語ベースの表示名を入力し、[次へ]をクリックします。
[インデックスフィールド]ページが表示されます。

24. 特に何もせず、[次へ]をクリックします。
[説明フィールド]ページが表示されます。

25. 特に何もせず、[次へ]をクリックします。
[エントリ構造]ページが表示されます。

26. 特に何もせず、[次へ]をクリックします。
[ウィザード完了]ページが表示されます。

27. [終了]をクリックします。
用語ベースウィザードが終了し、MultiTerm Desktop のタイトルバーに、作成した用語ベースの表示名が表示されます。

■データファイルから用語ベースにデータをインポートする

28. MultiTerm Desktop 左下にある[用語ベース管理]をクリックします。



29. 左上の[インポート]を選択します。



30.[Synchronize on Term]を右クリックし、[アクティブ化]を選択します。



31. もう一度[Synchronize on Term]を右クリックし、[実行]を選択します。
[全般設定]画面が表示されます。

32. [参照]をクリックして、[インポートファイル]を指定します。
なお、「高速インポート(…)」と「インポート後に完全な最適化…」は、オフにします。


33. [次へ]をクリックします。
[検証の設定]画面が表示されます。

34. [別名で保存]をクリックし、excludeとか適当にファイル名を入力し[保存]をクリックします。

35、[次へ]をクリックします。
[インポート定義の概要]画面が表示されます。

36.[次へ]をクリックします。
[XXX個のエントリが処理されました]というメッセージが表示されます。

37. [次へ]をクリックします。
[ウィザード完了]画面が表示されます。

38. [終了]をクリックします。
MultiTerm Desktopのスタートページに戻ります。これで完成です。