多くの親子に伝えているのが、コレ!
成績を上げる!
志望校に合格する!
このように考えたとき、多くの親子は何か
をしなくては!と考える。
この数年、ここに大きな”落とし穴”が存在している…。
だから、私は、『何をしないのか?』の視点を身に付けて欲しいと伝えている。
私が実際にやっていることを少しご紹介。
①積極的なオフ日
学校で運動会や文化祭などがあったとします。
このとき、私は該当する生徒を半強制的にお休みしている。
理由は塾があると、友だちと打ち上げや家族での食事会の場がなくなるからである。
せっかく運動会でがんばって、いい気分になっているのに、塾があれば少し気持ちが下がる。
それだったら、運動会のあとに家族と食事に行くなり、友だちと打ち上げに参加して欲しいと思ってる。
そうすれば、その日1日が子どもにとって満足のいくものとなる。
そして、次の日の午後・夕方から勉強をがんばってもらうようにしている!
これは卒業生の子から、『どうやったらがんばれるのか?』と聞き取り調査をした結果、卒業生の子たちから教えてもらったことです。
行事ごとがあるときに、塾があるとすごくテンションが下がる。と多くの子どもが答えていました。
たしかに授業をしていても、時計を気にしたり、疲れてウトウトしている子が多いです。
これだと、授業をしても集中できていないので、あまり効果が少ないです。
また、楽しいことを我慢して塾に来ているのに、『集中して勉強しろ!』というのも、ちょっと子どもに冷たいかな?と思い、この制度を導入しています。
もちろん、これは夏祭りや花火大会のときなどにも活用しています。
②時間設定の撤廃
これも卒業生から教えてもらったことです。
『先生は、早く問題集を終わらせても、”まだ時間がある”からといって、問題を増やすよね!』とよく笑いながら言われました。
そして、卒業生は『だから、時間調整をしながら問題を解いてた!』と言っていました。
まぁ、このあたりは子どもとの心理戦なのですが…。
これも言われてみれば、納得することが多かったですね。
早く今日の学習ノルマを達成しても、量を増やされるのであれば、早く解く意味ってないですよね。
それだったら、時間内に終わるようにゆっくり解いてみようと考えるのが、一般的だなと思いました。
だから、私は時間設定ではなく、”最低限”やって欲しい学習量を伝えるようにしました。
そうすると、子どもたちは自分の学習課題のノルマと、目安時間が分かるようになってきます。
そうなってくると、あとは目標偏差値に必要な点数が分かってくると、さらに学習効率があがってきます。
このように、勉強をする中で『何かをさせる』という発想だけでなく、『何かをさせない』という発想も同じくらい必要になってくると思っています!