オリンピックも終わり、NHKをつけると高校野球に当たることが多くなりました。

今年は宮城県の高校も福島県の高校も既に敗退してしまっているので、あまり熱心には見ていないのが現状です。


テレビには応援席がたまに映りますが、こないだ見ていたらチアの子たちが短パン姿だったので、そうなんだここまで変わったんだと思わずスマホ記録してしまいました。



右端にステテコみたいな短パン姿のチアリーダーたちが写りました。

なるほどね、高校野球のチアも変わったんだねと少し寂しくなりながらネットを調べてみたら、最近は応援風景を撮影すること自体、お断りされてるらしいです。


たしかに今の写真は電子写真だから、撮られてしまえばあっという間に「自分の知らない間に」「SNSに拡散され」「一旦拡散したら消すのは困難」になってしまいます。
邪な気持ちで若い女の子がチアで飛び跳ねてる姿を撮り、それを流したり販売したりする輩がいれば、それに対する防御策として撮影禁止とするのは仕方ないし、ミニスカートから短パンやユニフォーム姿に変わるのも仕方ないとは思うのですが、なんだ
か寂しいのも事実です。

若い女の子たちが肌を見せて踊る姿はなんだか人生の煌めきを表現しているように感じていたので、それがない高校野球にはやはり物足りなさを感じてしまいます。

大体いつくらいから肌を出さなくなってきたんだろうと少しだけ考えてみたら、NHKのテレビ体操で着てるものを調べた記事があったので読んでみました。


たしかに昔はレオタードでした。





時間的な流れを見ると、こんなふうに女性レオタードからTシャツ短パンに変わり、やがて男性も入ってきて、今ではほぼ肌が露出しない格好でやってるらしい(自分ではごくたまにしか見ないのでよく分かりません)。2012年頃まではレオタードも残存してたようです。

2021年くらいからは肌の露出そのものがほぼ消えたみたいです。顔だけは出すんだね。そのうち覆面かぶるようになるのかも。

これと、高校野球のチアリーダーたちの姿の変化も重なるんでしょうかね?
時期的にはたしかに重なるような気もします。

こないだ開催されたパリオリンピックでも体操女子や水着を着る競技でもたしかに肌見せの度合いは減ってました。

つまり、高校野球でもテレビ体操でもオリンピックでも、「自分の姿が自分の意図に反して性的興味対象になるのを防ぐ」ということで、こんなふうに変化してきたんだろうなとは理解できます。

とはいえ、昭和の文化で育ってきた高齢者としては、そこまでするのかい?と思ってしまうところがあるのも事実です。

若い輝くような肌が生命のピークの表現だということは、様々な芸術作品を見れば分かります。若い肌は生命の輝きの代名詞。

だから、テレビCMでも「30秒で若見え肌」とか言って、シミ・シワを隠す高齢者向け化粧品を宣伝してるんですよね。

そうやって肌の若さを強調したがる割には、若い人が肌を出すのを抑制する社会。
そのうち、若い女の子たちは肌を出してはいけない、とかいう法律ができたりしないだろうね、とふと皮肉を言いたくもなります。
江戸時代とかはたしかに女の子の肌見せはありませんでしたよね。
昭和後期以来、肌を見せすぎたことへの反発なのかしら?
いずれにせよ、最近は自己責任論が強いから、肌を露出して写真を撮られてばら撒かれてもそんな格好をしてるのが悪い、的な言われようをするのが嫌でこうなってるようにも思えます。

まあ、女の子たちが高校野球の応援席で肌を出すのがまずいのなら、男子高校生たちが学生服をやめて、諸肌脱ぎになって汗を飛ばして応援すれば良いことなんだよな、と今気づきました。
どこかの高校で試しにやってみてくれないかしら?
良識を謳うテレビがどんな反応するか、楽しみです。




トンボ的には秋が来たようですが暑いです。