最近、RAW現像というのがニコンの新しいソフトで簡単にできるようになったので、試してみることが増えました。

ニコンのカメラだと記録形式がRAWかJPEGか選べます。

これまではJPEGで記録してたのですが、最近はRAWとJPEGの両方で記録してます。

ニコンの新しいソフトはこのRAW記録に対応しています。


フィルム時代から写真を撮ってきた身としては、写真は撮るときが勝負なんだろと思ってきて、したがってデジタルデータにあとからいろいろ手を入れて好きなように作り変えるのは邪道なのでは?と思ってました。

しかし、実際にRAWデータをソフトを使っていじってみると、あれ、こっちのほうがいいよな、と思えるようになってきました。

薄らぼんやりの写真が手を加えることで、なんとなく生き生き感が増すのです。


考えてみれば白黒写真だって、印画紙に焼く時に硬調にするか軟調にするかくらいのことは暗室でやりました。

私の場合は写真ではなく、学会でのブルースライドを焼くときの暗室体験ですが。


であれば、あんまり嫌がらないで試しても良いのかなと思ってこないだから少しずつやってみました。

全部コンピュータの中でやれますから、暗室も酢酸も赤い光も不要です。


何枚か気に入ったものを集めて、いつもの「しまうまフォトブック」の仲間である「しまうま出版」というところに送り、少し高級なフォトブックにしてみっか、と思いついたわけです。


それが月曜日に届きました。

こんな感じです。



紙はコーティングしてあり、つるつるして光沢プリント紙を少しだけ厚くした感じがします。
発色は確かに良いです。



画面下に少しだけ文字をいれることもできます。

なんだか、腕が上がったような気がしてしまいます。

色とか光がこれまでのJPEG画像よりはずっはっきり印刷されているように感じます。



夕方のヒメオドリコソウもこんな感じです。見た印象にかなり近く再現されてます。


うーん。これは嬉しいです。

やってみるもんだな、と思いました。


しまうま出版はしまうまフォトブックの2倍から3倍くらいの一冊あたりの単価です。

つまり、一冊千円くらいだせば、かなりできの良い写真集が作れます。

これは他の会社ではできないような気がします。これは私のJPEGでの経験からです。初めからRAW現像してればまた違っていたのかもしれませんが。


さてさて、今日は朝から雪で仙台では積雪4センチと言ってます。このへんも同じです。



カメラを持って外に出る気にはなれません。ジムに行くのもどうすっかと悩んでます。
ビジャビジャになりそうだし。

大人しくしてるかと、サボりを決め込む雪の朝です。