今日は2月14日のバレンタインデー。

朝からやたらと気温が高くて、朝にジムに行くときには既に8度を超えていました。

昨日まではダウンジャケットを着ていってたのが、今日は普通のウィンドブレーカーで全然寒くありませんでした。

ただ西風が強くて、行きも帰りも帽子が飛ばされないようにするのが大変でした。


ところで、最近のバレンタインデーは一昔前に比べて低調なような気がするのは気のせいでしょうか?

①一月末くらいからベニマルの催しものコーナーのバレンタインコーナーは、例年に比べてあまりやる気が感じられずに、なんだか安物のどうみても「義理チョコ」としか見えないチョコしか並んでいない。(スーパーに高いチョコはなくて当たり前だが、例年に比しても義理チョコ率が高い。)

②この3週間くらいで、そこで物色している女性を一人しか見かけていない。しかも中年であった。

③昨日、たまたま用事があって名取のイオンまで出かけたら、ゴディバにそんなに人が群がっていなかった。

④むしろ、ミスドに列ができていた。


たかだかこれくらいのインプレッションでバレンタインデー低調説を唱えるのはたしかに証拠が希薄ではあります。


しかし、この写真をご覧ください。



これは今朝の折り込みチラシに入っていた宮城県のウジヱスーパーのチラシです。
どうです?
純粋な「バレンタインデーに想定される豪華なチョコレート」はありませんよね。
一番高いのは4000円のチョコならぬモエのロゼハーフだし、あとは880円のチラシ寿司タネセットとか、交雑種の牛肉とか、799円の刺し身盛り合わせとかです。

なんだか家庭的な品揃えですよね、モエを除いては。

若い女の子が、恥じらいながら刺し身盛り合わせにリボンして渡さないだろう。


ついでに他のスーパーのチラシも2つほど。




上は山形に拠点を置くスーパーヤマザワ。
バレンタインのバの字もなくて、水曜均一市98円セールしてるし、閖上イトーでは水曜ポイント10倍セールの宣伝です。

二三日前に行った閖上イトーではバレンタインチョココーナーすら明らかに見えるような位置には存在すらしてませんでした。

どうなんでしょうね?

考えてみたら若い男子がバレンタインのチョコの数を競っていたのは80年代から90年代くらいまでではなかったですかね?
あの頃はバブルでイケイケ景気で、恋愛・結婚を控えた若者にはバレンタインデーは当然のイベントでした。

巷には玉姫殿だのウェディングプラザなんとかというのが立ち並んでいました。
ゴディバだのリンツだの、忘れてしまいましたがたくさんの舶来チョコが飛び交っていた時代です。

しかし、2000年以降日本の景気はだだ下がりし、くわえて少子高齢化はどんどん進み、あまつさえポリティカルコネクトネスやら〜ハラスメントの視座が一般化した現在、若い人たちは
①昔みたいに恋愛してる経済的な余裕がない、
②特に異性間の対人距離の取り方が難しくなってきて、「好意の表現であるチョコ」すら渡しにくくなりつつある、
③下手に「本命チョコ」とか渡したりすれば「イタイ」「重い」女と見られるのではないかと不安だ。だったら自分用とか家族用に中くらいなのを買ったほうがマシだ、
とかを想定するのは過激ですかね?

バレンタインだけでなく、なんだか最近、すべての社会的イベントに関して、昔ほどの勢いがないよな、と感じることが増えたような気がします。
コロナのせいもあるのでしょうが、なんだかひしひしとこの国の国力の低下を実感してしまいます。
あれだけあった結婚式場だって殆どが葬祭会館に変わってしまいました。
駅前のデパートや大手スーパー(イトー◯ーカドーのことです)が撤退し、道路沿いにはラーメン店、唐揚げ屋、中古屋さんしか並ばなくなりました。

くわえて、前にも書いたような気がしますが、仙台市内にも私が学生だった頃には想像もできなかったほどたくさんの東南アジア系の若者が増えました。

彼らがいなければこの国はなりたたないところまで来てるのかなと暗澹とした気分になってしまいます。

この国に、もう一回派手にバレンタインデーを祝える日が来るのか、うーむ、かなり心配してます。



白鳥の北帰行に出会いました。