最近、韓国映画を見てなかったかも、とNetflixやらプライムビデオを探していたら、なんだか趣味にあいそうな「非常宣言」という映画を見つけました。



どうやら飛行機の中で何かが起こるパニック映画らしい。
そして主演は懐かしいイ・ビョンホンとソン・ガンホらしい。
イ・ビョンホンはいつもかっこいい正義のヒーローだし、ソン・ガンホは「グムエル」とか「パラサイト」に出てきてたなんだか庶民的な俳優さんだ。

さてさてどうなるのかなと思いながら見ていると、なんだかイ・ビョンホンがいつもに比べてあんまり冴えた感じがしません。その娘役もあんまりかわいい感じでもないし、しかもロリコン男みたいな若いのがこの娘にちょっかいかけてくる、というなんだか不思議な始まりです。

しかし、やがて、話はどんどん進行し始め、どうやら韓国お得意のウィルスものだと分かってきます。

なんで韓国映画にはこんなにウィルスが出てくるんだろうと思います。
新・感染とか、その2とか、私たちは今学校で、とか他にも名前は思い出せませんがたくさんあります。
いずれもウィルスに侵されて死んだ人がゾンビになって生きてる人に襲いかかるパターンです。
個人的にはゾンビ物が好きなので割と喜んで見ていますが、韓国映画≒ゾンビ物という図式が出来上がってしまいました。

で、この「非常宣言」はウィルスものではありますが、ゾンビ物ではありません。
多分ゾンビ物にしていたら失敗していたろうなと思います。

もう一つ。韓国映画にはよく警察官が登場しますが、システムが日本とは違うのかな?と不思議に思いながら見ています。
「怪物」という大変面白い警察映画にしても、この「非常宣言」にしても、警察の動き方がなんだか日本に比べて小規模な気がしてしまいます。一つの所轄署単位で動いてるの?と思うようなシーンがいくつもあり、つまりは個人技が光るような構造になってるような気がします。
映画だからなんでしょうかね?現実を知らないので不思議です。

あとはあれ?、これはバイオハザードっぽいなと思わせる悪徳製薬書会社も出てきます。

いずれにせよ、中盤から後半は息をもつけないような展開になり、特に終盤はどんでん返しに次ぐどんでん返しで、そこまでやりますか?感は出てきてしまいますが、でも面白かったです。

韓国がアメリカや日本を信じてないんだな〜と笑ってしまうシーンもあります。
日本の航空自衛隊はそんなに簡単に発砲しないし。

というのが、ネタバレしない圏内でのご紹介です。
今年になってみた映画では一番面白かったです。

韓国映画好きの方にはお勧めです。