この季節、前の晩に雨が降った朝の普門寺の境内には、いわゆる「濡れ落ち葉」が溜まることになります。
「濡れ落ち葉」というと、なんだか定年して家にいるしか能のなくなってしまったおじさんたちを指す蔑称のイメージがありますが、実際の濡れ落ち葉にはなかなかの風情があります。


午前中、日の当たる時間に普門寺の境内に行くと、だいぶ前に落ちたイチョウの葉っぱの上に別の葉っぱが乗っかって濡れていたりする光景があり、なかなか魅力的であったりします。
この普門寺の境内には赤い帽子と前掛けをしたお地蔵さんが五体並んでいるのですが、晴れの日には少し白茶けて見える帽子と前掛けは、雨の次の朝にはまるで新品のように真っ赤に見えるのも不思議です。

そうは言っても、通りの生け垣でつい昨日咲きましたというようなサザンカに出会ったりすると、やはりうれしくなります。この寒いのにご苦労さま、とシャッターを切りたくなります。


やはり冬枯れの中の赤は心を引き立たせてくれますよね。
同じ赤でも、こんなふうに赤くなる葉っぱもあります。


これは花ではなくて葉っぱです。日の光に赤く光っているのを見るとなんだか少し嬉しくなります。
昨日は、せり畑の脇にゴイサギがいました。


白い普通のサギはよくその辺を飛んでいるのですが、ゴイサギを見かけるのは割と珍しいのです。
名取はセリの名産地です。この季節、セリ農家のおじさんたちが膝まで水につかってセリ取りをしています。
鍋が美味しい季節になりましたね。
秋田で食べた比内地鶏のきりたんぽ鍋が懐かしいです。