人工関節が人気です。
メリットは
1,痛みがとれること
2,15~20年の耐久性能
3,ひざの負け伸ばし角度が、維持される
4,手術の痛みはほぼ当日のみ(鎮痛剤が発達しているので苦痛は少なくなってます)
5,ひざの痛みがなくなるので、将来的に介護、寝たきりになる可能性が低くなること
(ひざの痛みで車いる生活になる方は思いのほか多いです。自力歩行できない介護生活となると、(場合によっては数百万円の)自宅改修費用、ヘルパーさんの確保、家族への介護負担(時間、費用)などの精白負担が生じてきます。
車いす生活になると、歩かず、寝てる時間が多くなります。すると
「歌詞の筋力低下→骨粗鬆症が進行します→そのため腰が曲がり、あるとき転倒で骨折→腰痛、股関節骨折では5人に一人が数ヶ月以内に寝たきりに近くなる」
という、状況になってしまいます。
人工関節は上記になる可能性を低下させますので、最終的には車いす介護になる確立を減らします。
デメリットは
1,手術であることです。そして完全に安全な手術というものは存在しません。0.1%以下に感染やエコノミークラス症候群などの合併症があります。
ただきわめて低い確率ですので、ひざの痛みで歩行がつらくなってきたかた、ひざの曲がりが悪い方には雄薦めできる手術です。
2,曲げるのがすこし悪くなること。正座は残念ですが、できなくなります。
当院では片膝では、約1時間で手術が終了します。その後3週間リハビリしていただいて退院となります。
費用は、3割負担で片膝10万円程度、1割負担で4万円程度です。
やや高いですが、将来の介護にかかる費用、時間からしたら相当安価なのではないでしょうか。
「親孝行」
という言葉がありますが、人工関節で関節を治しておくことは、将来周囲の家族や自分のこども、孫に介護で負担をかけにくくなりますから「親孝行」ならぬ
「子供孝行、孫孝行」
になるというのは間違い有りません。
「自分の足で歩く」ことは脳梗塞や痴呆を予防する効果もあります。
寝たきり
1位は「脳血管疾患」、
2位は「衰弱」、
3位は「転倒による骨折(このような方の多くは膝や腰がわるく、骨粗鬆症です)」
将来的に介護、寝たきり、車いす生活になりたくない方は、人工関節は良い治療です。
ちなみに日本では人工の膝関節は年間6万人以上受けているようです。
人工関節の体験談はこちら
で見ることができます。
http://kansetsu-life.com/comm_tikn/index.html