山田正彦FBより転載
2020.07.27

 

最近よく遺伝子組み換え食品(GMO)はなぜ安全ではないのですかと聞かれます。

https://www.facebook.com/masahiko.yamada.125/posts/2910455215747631

 

ーーー転載開始ーーー

 

最近よく遺伝子組み換え食品(GMO)はなぜ安全ではないのですかと聞かれます。

週末、名古屋大学の助手として長い間分子生物学を研究してきた河田昌東さんを訪ねて、ラウンドアップ、GMO、ゲノム編集について教えていただきました。
 
私にとっては目から鱗、驚くような話が色々ありましたので、長くなりましたが最後まで読んでシェア拡散していただけたら有難いです。...
 
先に、米国でのジョンソンさんのバイエルに対するラウンドアップの再審は、7月21日の判決でも賠償が認められました。

すなわち米国の裁判所が判決で ラウンドアップで癌になることの因果関係を認めたわけです。
 
このような裁判は米国では12万件も起こされていて、モンサントを買収したバイエル社(製薬会社 )が1兆2000億の金額を提示し和解に入ったところです。
(関連投稿)
https://www.facebook.com/masahiko.yamada.125/posts/2827439194049234
 
この裁判以来、各国でラウンドアップについて禁止や厳しい規制をしている中で日本は依然として野放しの 状態です。
 
ところが 2015年に日本の食品安全委員会は、世界の流れに逆行して遺伝子組み換え作物は安全であると決定しています。

実はこの決定について、河田さんから 驚くような大事なことをお聞きしました。
 
当時河田さんはモンサントから日本の食品安全委員会に出された申請書類を3年がかりで東京まで通って英語の原文を筆写したとのこてです。
 
5000ページに及ぶ申請書類には モンサントの遺伝子組み換え作物の実証実験では、実はラウンドアップを散布しない遺伝子組み換え大豆でなされていたのです。
 
当時の申請書のコピーを見せていただきましたがそこには確かに「非散布」となっています。(資料参照)
 
私はラットに遺伝子組み換え作物を食べさせると癌になるとの実証実験をした有名なフランスのカーン大学のセラリーニ教授に直接大変失礼なことを尋ねたことがあります。
 
「モンサントの遺伝子組み換え作物を食べさせた実験ではラットが癌にならなかったとなっているようですが」と。
 
セラリーニ教授は、「モンサントの実験ではラウンドアップを使用していないトウモロコシを用いたのだからそうなったのです」と応えれました。
 
私は河田さんの説明にこれまでの疑念が溶けてすっかり納得がいきました。

河田さんはさらにもう一つ大変大事な事実を教えて頂いたのです。
 
日本の食品安全委員会に対するモンサントの遺伝子組み換え作物の申請書類の中に、ラウンドアップの主成分グリホサートについて大事な記載がありました。

遺伝子組み換え作物については、どうしてもグリホサートの残留農薬が日本の安全基準を超えてしまうので、安全基準を日本は上げる必要がある、と。

そしてその部分には「モンサント社の営業秘密、又は機密書類を含む」との注意書きまであったのです。(資料参照)
 
河田さんは「これらの大事な部分は翻訳されてなかったので食品安全委員会の委員はおそらく読んでいないのではないか」と語りました。

河田さんは日本の食品安全委員会についてこれらの資料と各国語の論文を添えて 異議の申し立てをしていますが 全く無視されています。

日本の食品安全委員会の 遺伝子組み換え作物は安全であるとの 決定は モンサントに巧妙な手口で騙されたのか、 わざとそうしてるのか どちらかです。

これでは日本は米国の属国にしか過ぎないということになります。
 
そして各国が禁止又は規制している中、日本だけはラウンドアップの主成分グリホサートの残留農薬基準値をものによっては400倍まで緩めたのです。
 
これらのことは新聞テレビでは全く報道されていません。
 
長くなりましたので、河田さんと話したゲノム編集のこと及び食品の表示についての話は次回にします。





 

ーーー転載終了ーーー
 

 


 

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