6月23日の記事↓クリック
”ハッカ油” で夏を ”cool” に乗りきろう!!
において
ハッカ油を紹介したのだが
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ハッカ油のご注文誠にありがとうございました
というお礼の記事をエゾップランド柴田屋さんの柴田社長が書かれた

長い付き合いをいただいている方だ

僕は30年前
JTB西日本で北海道~沖縄までの商品企画をしていたのだが
そのとき知り合った

当時
北海道団体旅行が大ブームの渦の中
観光業、とりわけ土産業者の方のほとんどが
旅行業者にへつらい、お客さんをダマし
カネを巻き上げることしか考えない

柴田社長の誠実さに心底驚いた(目先の利益を求めない)

例えば
よその土産店には偽物が置いてあった(利益率が高い)
トラピストクッキー(本物)→トラピスチヌの丘クッキー

偽物は今もあるかどうかわからないけれど
さすが偽物
美味しくなかった
(先程調べたら、商標問題で裁判沙汰になっていた)
当時は今のように添加物とかの知識は皆無だったけれど
今なら、表示見ただけで即、パスするだろう

これがトラピストクッキー

クッキー

とても素朴な味がする

トラピスト修道院は
函館から離れた
厳しい自然の中にある(トラピスチヌ修道院は函館市街にあり、観光地化されている)
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当別(トラピスト修道院があるところ)の自然

クッキーも美味しいが
トラピストバターは、今も知る人ぞ知る最高級品だ
缶が青いから ”青缶”と呼ばれていた

バター

今朝8時に修道院に電話取材したら、丁寧に対応、教えてくださった
手造りバターを作り始めたのは1906年 日本のバターの草分けだという
因みに雪印乳業の前身である有限責任北海道製酪販売組合が設立、バターの製造販売を開始したのは1925年である

僕がJTBにいた時は北海道に出張するときには
トラピストバターを買ってきてくれ、と
複数の同僚に頼まれたものだ
当時大阪には売っていない希少品だったのだ
今でもそんなには作れないはずだ
http://www.trappist.or.jp/home/Tobetsu-History/Tobetsu-History.html

30年前も今も、エゾップランド柴田屋さんではこのバターを販売している


えらく脱線してしまったが
柴田屋さんにはこのような ”本物” しか置いていなかった
”本物志向” なんて言葉が流行るのはこれよりずーっと後のこと

あれから30有余年・・
かつての団体バスでの観光ブームは終わりを告げ
全道の大手土産店は瞬く間に消えて行った・・

でも
エゾップランド柴田屋さんだけは
そのなかでも孤軍奮闘しておられる
マーケットが小さくなっても
パイが縮んでも
ゼロではない


全道を膨大な数の大型観光バスが走りめぐっていたころ
パイを取りに行くのは経営者として当然だったにしても

そのなかで
お客さんとも旅行業者とも誠実に接してきたからこそ
いまも生き残っている


古くからの付き合いの旅行会社から修学旅行の依頼もある
なにしろ300人収容の食事スペースまであるのだ
http://www.ezop.jp/menu/index.html

僕は商売をしたことは無いが
旅行プランナーとして日本中を飛び回り
柴田社長はもちろんのこと多くの経営者の方々と接した中から学んだことがある

商いの基本


正直であること


裏切らないこと


トラブルに際して誠実、迅速に対応すること


なにより、こころがあること


それを、ず~~と続けていくこと


昨日のエゾップランド柴田屋さんのブログを転載する

僕が入れたコメントも是非一緒に見て頂きたい
柴田社長は30年前から変わらず誠実な方だ

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「商いは金儲けではない」 と知りました

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エゾップランド柴田屋の柴田です

昨年12月にアップした記事を編集し直しました

今日とってもうれしい事がありました。

夜、7時30分頃入ってきたアジア系のお客さんが何やら長いコップが欲しいというゼスチャーです。

紙に書いてもらったら、遠足などで使用するマイボトルポットが欲しいようです。
Taiger cupと書いたのは、タイガー魔法瓶のブランドが欲しかったのでしょうか。

私の決まり文句で、
ホームセンターは、8時までで、隣り町なので、タクシーで10分くらいかかります。
と英語で伝えたのです。

中国から来たお客さんです。
明日そこに行かれる事を薦めました。

でも明日、北京に帰るとの事。
今日が日本最後の夜。
彼は、困った表情になりました。

ここで、私は、ひと奮発。
エーアンドホームセンターの社長に電話して、在庫を確認し、
私のマイカーでつれて行きました。
その間30分間、店は、家内に変わってもらいました。

お客さんは、大喜び。
12本購入して、ホームセンターの社長にも、お客さんにも喜ばれました。

わたしは、この無償の親切を通じて
従来のみやげよりも、このようなメイドインジャパンの
商品にニーズがある事を知りました。

店に帰った後、少々柴田屋のおみやげを購入してくれました。
私にとっても今日は、勉強になりました。

もしかして
本当のメイドインジャパンの商品とは
「親切心」
なのではないか

目の前のお客さんに何かを買ってもらうのではなく

自分が相手の立場なら
こう、してほしいだろうと察し
それを実行すること

これこそ
「商い」の原点で
やがてまわり回って自分にかえってくる

そんなことを私に教えてくれた
素敵な一日でした



中国からのお客様と私です

店長

エゾップランド柴田屋
〒049-5721 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉45
TEL 0142-75-2275 FAX 0142-75-2257
http://ezop.jp/
E-mail ezopland@sea.plala.or.jp