どもども!
しふです!
さて本日は書評をば。
私は本業で兵隊時代に大失敗ビッグプロジェクトに二つ関わってまして。色んな事情が絡んでいて始まる前から負けが確定しているビッグプロジェクトです笑 敗戦処理に一兵卒として最前線で携わるようなもんです。人が死ぬまではありませんが、死屍累々と言った表現がピッタリな現場でした笑 思い出すのも辛い仕事でした。
ってもうほとんど忘れちゃいましたけど
その横で、成功するビッグプロジェクトもたくさん見てきました。成功と言っても大したことないレベルでしたが。
成功したビッグプロジェクトのプロセスに興味があったので買ってみました。
エンパイヤステートビルやグッゲンハイム美術館、ヒースローのターミナル3が大成功プロジェクトだったとは知らなかったです。こんな規模のプロジェクトで工期を余らせて予算を達成するなんてとんでもないこと、というのが私の感覚です。
大成功のポイントはこんな感じ。
ゆっくり考え、素早く実行する
モジュール化して、繰り返しの要素を取り入れる
実行時に繰り返しの要素を取り入れられないプロダクトなら、コンピュータを駆使してデジタルで先行して完成させ、実物を繰り返しの過程と同等にする
チームを作る
人間は新しもの好きですが、新しいものの問題点を全て網羅して対策することはできない
しかし経験から学ぶことは得意
大きなプロダクトを分割してモジュール化し、繰り返しの要素を取り入れ、小さい単位で確認し経験から学んで全体として効率化させる
簡単にいうとこんなことみたいです。
逆に言うと、大成功に収まらなくても耐えられる余力が無いうちは、失敗の要素をプロジェクトに入れてはいけないということ。初めての要素は排除するか、実施工の前に十分に吟味すること、変更を極力排除すること、辺りでしょうね。
初めてトライする新築戸建のプロジェクト運用にもいくらか応用できそうな気がしています。
私がやるのは木造戸建。お願いする工務店は多数の経験があります。繰り返しの要素あり。参照クラス予測法で見積もってもらっています。
できるだけ標準プランに合わせて新しい要素は小さくしました。
新しいのは、場所と賃貸付け。このリスクは私が負います。事前に調査済みです。
施主支給や特殊なものは前例からの組み合わせに押さえたいと思います。
危ない点はスケジュール。過去の失敗事例から、しつこく竣工を繁忙期に間に合わせるよう言ってます。ゆっくり考えるのは融資が決まるまでが長かったので対応済み。間取りを固めるまでにめちゃくちゃ時間を使いました。
設備や電気の検討はバタバタになる可能性が高いですが、頑張ります。
チームとして活動するため、工務店の人たちと仲良くなる。これを最重要事項とします。
そしてこの経験を参照クラスとして、次のアパートに行きたいと思っています。
土地を買って戸建を建てる、小さいプロジェクトですが、もうすでにめちゃくちゃ新しい情報が入ってきています。次からはもっと失敗を減らせる自信があります。
新築を繰り返しできるように、トライアンドエラーもしつつ、しっかりとコンプリートへ。
最初の一つなので慎重に進めます。
しふ