どもども!

しふです!爆笑


サーフィン練習施設の事業経営を考えてみました!爆笑


板のレンタルを付けて2時間1.3万と単価はめちゃくちゃ高いんですが、


・一人で波のある海まで行くよりは安い

施設の近辺では徳島か和歌山か日本海まで行かねばならず、往復の高速代だけで数千円です。ガソリン入れたらもう賄えてしまう。友だちたくさんで相乗りしたら別ですがね。

・近くて行くのに時間がかからない

徳島か和歌山か日本海まで行くには往復6時間以上かかります。時間コストの高い人だとかなりしんどいです。運転ももちろんしんどいし。

・必ず波がある

海では波はある時とない時があります。遠くまで行って波がない時の絶望感と言ったらショボーン

必ず波があるという安心感はスゴい。

・立てるまで教えてくれるコーチ付き

一人で勉強しても分からないですよね。上手い人に教えてもらうのが一番!

・1セッションの90分、2時間って結構長い

自然の波に乗るサーフィンと違い、機械によって安定して波が来る中で90分とか2時間とかみっちり乗ったらまあ疲れます。空いていればここの1セッションで一日海にいるのと同じくらいの回数乗ることになると思います。

・沖に出る労力が要らない

機械なので波を起こした後は波が収まるまで動きません。向かってくる波がないので、波待ちの所まで出るのに全然力を使いません。沖に出る能力はつかなさそうです笑


と大人になったから分かるそのコスパ。

これが学生だと、友だち数人で移動するので交通費安く、時間コストが低いので必ず波がなくても平気、BBQとかして遊んでればいい、全員に2時間11000円だと四人で44000円とか考えるとできることは沢山ある。2時間で一人必ず11000円はいかにも高く見えるでしょう。


やはりと言うか、私がいた時間帯のお客さんはオッサンが多かったです。駐車場には高級車ばかり停まっていて私の後に来た人はポルシェ911カレラGTSで来ててビックリしました。かなりの収入がないと買えない車であることからもこの施設のターゲット、またはこの施設のコンセプトがウケる層が、金持ちであることが読み取れますね。となると顧客層はかなり少なくなります。


私が入った時間のお客さんは二人だったと前のブログで書きましたが、私の後のセッションはお客さん一人でした。午前の予約できるセッションは最大6人で半分以上埋まってました。このことからも、時間コスパの高い人が必ず波に乗れることを優先して使っていることが伺えます。


事業としての運営と経営を考えてみます。

営業は4月から11月までの8ヶ月。

午前4セッション6人、午後3セッション10人。

54人日がマックス、54×11000=59.4万/日。

夏の6、7、8、9が平日22日が20万くらい、土日8日が60万として、20×22+60×8=920万/月、4ヶ月で3680万。

4,5,10,11がその半分として460万/月、4ヶ月で1840万。

計5520万/年。

4,5,10,11がマックスでも920×8=7360万くらいが上限かな…上限があるのが不動産賃貸業と似てますね。

予約状況はサイトで見らことができますが、多分こんなには入ってません。控えめな方の試算5520万の5から7がけくらいな感じです。

機械の稼働に使う電気代や水の料金が分かりませんが、アルバイトの事務員とサーフィン指導できる人を一人置いて2人で回していたので12時間、時給1000円として72万円/月、年864万。

波を起こす機械はめちゃくちゃデカいです。作るのはもちろんのこと、メンテナンスには相応のお金がかかりそうです。建屋はコンテナを使っての事務所、トイレ、シャワー、着替え室。机や棚なんかはかなり簡易な作りにしてあり、安く抑えているのは見て取れました。

土地は市街化調整区域にある山。造成して作っています。上に古いホテルがありグランピング施設があるのでそのホテルが元々持っていた土地のため許可も降りたのかなと。

土地があれば造成費、機械、事務所等で計1億もあればできる気がします(推算のための仮定で何の根拠もないです笑)。

15年2%元金均等で初年度865万の返済。10年2%元金均等でも初年度1190万の返済。機械が何年持つか、稼働、メンテナンスにいくらかかるかがこの経営のポイントですが、地域オンリーワンの施設でもあり、2020年開業で3年目。かなり錆が進んでましたが、機械がダメになりそうな10年くらいは回せるのではないでしょうか。売上年3000万でもまあまあ回って数百万の利益が出そうな気がしますので、稼働率次第では数千万円の利益が出るのかも。

これがスタートに2億とかかかってると返済が多くなり過ぎて微妙ですね…3年目になって設備が痛んでいる感じがまあまああり、さほど利益は出てないのかもしれません。このままだとつぶれるかもキョロキョロ

日本に四つしかないとはいえ、稼働率は全く分からないのでなかなか勇気のいる投資です。面白い施設ですが、造波装置には実績がなく、3年かけてバージョンアップしてるようで、よく作ったな、と言うのが私の感想。


併設してスノーボードのジャンプを練習する施設がありました。想像するにホテルオーナーの息子さんが横ノリ系スポーツが好きで、代替わりとかで事業多角化の一環として始められたのではないかと。


横ノリスポーツが大好きで、練習したい、練習場所を提供したい、といったオーナーの想いで作りたかったんだろうなと考えました。実際ガラガラでしたし、オーナーがどんな計画だったのかは聞いてみたいところです。


先の森のレストランでも思いましたが、事業はオーナーの情熱が全て。私もまだまだ人生は長いので、これからチャレンジすることを考えていきたいと思います!


しふ