スタジオシフト 深澤竜也デザイン事務所です。


いつもお世話になっている、印傅博物館様の秋展が始まります。



今回は、甲州印傳の模様作りに欠かすことの出来ない「型紙」の展示を行っています。





印傳の型紙は「伊勢型紙」で知られる三重県鈴鹿市白子町に特別注文して、入手しています。

伝統的な小紋をはじめ、現代の複雑な模様に至るまで全て、職人の手仕事によって作られ、技術は伝統工芸品の中で受け継がれています。


型紙は美濃和紙を柿渋で固めた型地紙に彫刻刀で彫り表します。代表的な彫りの種類として、古くから行われてきた「突彫り」、半円の刃先を回転させる「錐彫り」、刃先を手前に引く「引彫り」、桜の花弁状等になった刃先を用いる「道具彫り」の4種類があります。

彫刻に使用する道具も職人自身が製作する場合が多く、模様によっては数種の道具を必要とすることもあります。
熟練した技と根気によって、繊細で美しい極小の模様の世界が彫り抜かれています。


本展では、印傳独自の多様な型紙の実物と、その型紙によって作られた革や印傳製品をご覧いただきます。型紙を通して精緻な技と美をお楽しみ下さい。


印傅博物館HP



パクリ疑惑で世論が沸騰していて、

TVのコメンテーターに「こんなの俺だって描けるよ」と言われ、

少々肩身の狭い思いをしているデザイナーです。



彼のデザインが良いとか悪いとかというコメントはいたしません。

ただあのエンブレムは、簡単に作られたものではなく、練りに練られたものだということはわかります。


今日はそこではなく、テレビやネットでの様々なコメントを見ていて、

「デザイン」という言葉で全てが一括りになっているのが残念という話です。

一般的にその程度の認識しかないのが「日本のデザイン」という世界なのでしょう。



デザインはスポーツという総称と同じです。

スポーツの中には野球もあり、サッカーもあり、陸上や水泳やレスリングもあり、

ライフル射撃とかアーチェリーとか・・・陸上や水中などの様々な環境の中でおこなわれます。

五輪だって夏と冬があり、スキーやスケートなど雪や氷の上で争うものだってあります。

スポーツはその芯にある強靭な肉体や精神的なものは同じだとしても、

まったく違う技術や能力を競い合うものだと思います。




デザインも同じように、様々な分野があり、まったく別の技術や能力が必要となります。


日本には、日本デザイン団体協議会という経済産業省所管の社団法人であるデザイン団体が8つあります。


1, 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)
グラフィックデザイン、広告、ロゴなど今回問題になっているのがグラフィックデザインの分野です。


2, 日本空間デザイン協会(DSA)
ショーウインドウ&ディスプレイ、エキシビション、ショールーム、プロモーション、文化空間、商業空間、エンターテインメント空間など三次元四次元ですね、私が所属する分野です。


3, 日本クラフトデザイン協会(JCDA)
陶磁器、ガラス、テキスタイル、木工、漆器、籐、金工、伝統工芸品などアーティストと言っても良い分野です。


4, 日本インテリアデザイナー協会(JID)
インテリア、建築、家具、照明、内装材(カーテンカーペットなど)、アートアクセサリー、最近では福祉環境も含まれてきます。


5, 日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)
大量生産される工業製品のデザイン。家電製品、トランスポート(自動車、電車、飛行機、バイク、自転車)、雑貨、通信(スマホなど)、大手メーカーのハウスデザイナーが多く所属する分野です。


6, 日本ジュエリーデザイナー協会(JJDA)
宝石、アクセサリーなど、山梨には馴染み深い分野です。


7, 日本パッケージデザイン協会(JPDA)
食品パッケージ、飲料ボトルデザイン、化粧品、BOX、袋など、日常的な購買に関係する分野です。


8, 日本サインデザイン協会(SDA)
屋外広告、誘導サイン、景観計画、エキシビション、イルミネーション、ピクトグラムなどこの分野も私が所属するカテゴリーです。





これはデザインのカテゴリーを表した表ですが、各分野には、それぞれの能力が必要となるだけでなく、まったく違う考え方も必要となります。

またお気づきかもしれませんが、文系的デザイン分野と理系的デザイン分野が存在します。

円の半分左側が理系、右側が文系とそんなに単純ではないのですが。



工業デザインや建築デザインは理系的で、技術や素材の進化とともにあります。
今まで造り得なかった形を、新技術や新素材でできるようになった場合に、似たようなデザインが出来てくるのは、進化の過程ではありえることでしょう。


一方、空間デザインは文系的です。感性や歴史認識におう部分が多いです。
「古きアメリカを意識したデザイン」という注文に対して、スウィング扉を使用したり、オーク調のハイカウンターを設置などということは当たり前にあることでしょう。

模倣はコピーと同意義だと思いますが、コピーは響きが悪くなってしまい、こちらの方がしっくりくるので模倣と言います。

歴史を模倣し継承する・・・これもコピペになってしまうのでしょうかね。




デザインも基本的な見識や精神は一貫してるものがありますが、その分野ごとに多少のモラルは変わってきます。



伝統工芸は、先人達の失敗の積み重ねの上に、その技術を伝えています。

模倣と継承によって伝統を作りあげるデザインもあることを理解しなければいけないのでしょうね。



いかがでしょうか、デザインを一括りにしてないでしょうか。
スタジオシフト 深澤竜也デザイン事務所です。

2015年8月8日、甲府の八日市場と山八幡神社の信玄公像が復活をしました。


江戸時代、毎月八日に行われていた八日市場は化物市と呼ばれ、


怪我人がでるほどに混雑していたようです。





その八日市場が祭りに姿を変えて復活し、

大正5年に製作され、今年100歳を迎える信玄公像が46年ぶりにお披露目されました。






江戸時代に高札場があったという印傅屋前の交差点。

印傅屋の駐車場にて開催された祭りは、番所太鼓のお囃子に始まり、





予想の3倍に登る来場者がいらっしゃいました。





100歳の信玄像もさぞ嬉しかったことでしょう。


祭りでは、城東通りの五味醤油さんの甲州味噌と

山田町の末木米穀店のお米で作られた焼きおにぎりや、

朝日町の人気唐揚げ店のからまるさんや、手作り餃子の紅さんがその場で焼いていました。

八日町のなじみや酒場は、生ビールやハイボールばどを安価に提供。





楽しい祭りの時間は終わりましたが、来年はどうするのかという問い合わせもきております。

周辺城下町の他自治体から様々な問い合わせもきております。




さてさて、とりあえずは八日町青年部「八青会」の皆様、お疲れ様でした。