白衣の天使とは限らない! | 看護師求人の最新情報と支援の仕組み
 心療内科に数年、ホスピスに数年勤務していたカウンセラーです。私が仕事先で出会った看護師さん達を見ていて感じたことを書こうと思います。まず、心療内科に勤務していた頃、同僚と来院される患者さんの職業別集計をしたことがありますが、教師やキャバ嬢など心療内科をよく利用するとされる職種の方を抑えて、断トツの1位でした。「看護師さんてもっとしっかりしているイメージがあったけど。不規則な勤務体系や激務のせいで、心の余裕がなくなって、それを薬で何とかごまかしながら働いている看護師さんて多いんだなぁ。」というのが当時の感想で、正直、自分が病気や怪我をしたときには、そんな不安定な看護師さんにあたりたくないなと思いました。
その後、ホスピスで働くようになり、患者さんやご家族とよくお話をさせていただく中で、何人もの患者さんやご家族の間に共通して「あの看護師さんは要注意」とされる人が存在することを知りました。痰を吸引するとき、点滴の針を入れるときなどに、わざと痛くしたり長引かせて苦痛を与えている、と言うのです。その話を聴いたとき、心療内科勤務時代のことを思い出し、あっても不思議ではないなと思いました。心に余裕のない人間が手っ取り早くストレスを解消しようとすると、そうなるだろうな、と。ちなみにホスピスは二つの病院で働きましたが、どちらの病院にも数人「要注意看護師さん」と患者さんやご家族から思われている方がおられました。きっと大きめの病院でしたら、どこにでも数人以上はそういう看護師さんがいるのではないでしょうか。もちろん、志の高くてしっかりした看護師さんはたくさんおられるし、実際そういう方々と仲良くさせていただいていました。しかし、中には要注意の看護師さんがいるのも事実。
幸い私自身はまだ若く健康であるため、医師や看護師のお世話になる経験はありませんが、今後、自分の親が入院するとき、遠い将来、自分がお世話になるときを考えると、どの看護師さんが安心できる人で、どの看護師さんが要注意人物なのか早い段階で見極めて対策を考えねばなぁと不安な気持ちで思ってしまいます。