こんにちは。
みまもりスタッフの島田です。
日中はまだまだ暑いですが、朝夕少し過ごしやすくなって、秋の気配が感じられるようになってきましたね。
秋と言えば、ちょっと早いですが「秋の夜長に読書」。
最近では、紙の本では無くて、スマートフォンやタブレット端末、電子書籍リーダーなどを利用して読書する人も増えているそうですが。。。
年齢を重ねるにつれて、新聞や書籍を読む際に文字がかすんで見えたり、「スマートフォンの文字が小さく感じる」という現象が出てきますよね。
世間一般では、「老眼」が原因とされていますが、そもそも老眼とは?
老眼とは、年齢とともに目のピントを合わせる力が低下し、近くの物が見えにくくなる現象です。
老眼は40代から50代頃に多くの人に現れ、加齢に伴う自然な視力の変化です。
加齢に伴い、老眼以外にも目の機能に変化が生じ、近くの文字が見えにくくなる要因がいくつか存在します。
例えば、白内障。
白内障は、目の中のレンズが濁って視界がぼやける病気です。
最初はあまり気づかないこともあり、進むと見えにくくなり、生活に影響が出ます。
近くの文字が見えにくくなることもあります。
眼精疲労とドライアイもあります。
目が乾くと、視界がぼやけたり、焦点が合わなくなったりすることがあります。
これが「ドライアイ」の主な症状です。
目の疲れ(眼精疲労)は、長時間の集中作業や光の刺激で起こりやすく、特にスマホやパソコンなど近距離作業をしているときに起こります。
年を取ると目が乾きやすくなり、ドライアイや目の疲れが起こりやすくなります。
緑内障や黄斑変性(おうはんへんせいしょう)は聞いたことありますか?
緑内障は、目の中の圧力(眼圧)が上昇し、視神経にダメージを与える病気です。
視野が狭くなり、放置すると失明に至ることもあります。
加齢黄斑変性症は、物がゆがんで見えたり、視野の中心が暗く見えることがあります。
進行すると中心視力が失われ、顔や文字が見えづらくなることがあります。
初めは気づきにくいので、早めに検査を受けることが大切です。
私の姉も、黄斑変性症で手術を受けた事があるんです。
老化現象だからと言って、ほったらかしにしないで日常生活でできる対策をご紹介します。
近くの文字が見づらいと感じたとき、いくつかの対策を取ることで生活環境が快適になります。
(1) 老眼鏡や遠近両用メガネの使用
最も効果的なのは、眼科で作った老眼鏡や遠近両用メガネを使うことです。
老眼鏡は近くの文字を見やすくし、遠近両用メガネは遠くも近くもはっきり見えるので、普段の生活で便利です。
(2) デジタル機器の文字サイズ調整
スマートフォンやタブレットを使うときは、文字サイズを大きく設定しましょう。
ほとんどのスマホやタブレットは文字サイズを変えられるので、小さい文字を無理に読む必要はありません。
さらに、画面の明るさを調整すると、目の疲れを減らせます。
(3) 照明を工夫する
部屋の照明を明るくすると文字が見やすくなります。
特に読書や作業では、明るいデスクライトを使うと目の疲れを減らし、はっきり見えます。
LEDライトは明るくて目に優しいのでおすすめです。
(4) 目の休憩を心がける
長時間の読書やテレビ、デジタル機器の使用は目に負担をかけます。
定期的に目を休めると良いです。
例えば、20分作業したら20秒遠くを見る「20-20-20ルール」を使うと、目の疲れを防げます。
(5) 栄養を取り入れ、目の健康を保つ
目の健康を守るには、栄養も大切です。
ビタミンA、C、E、ルテイン、ゼアキサンチンなど、目に良い栄養素をしっかり取りましょう。
これらは、緑黄色野菜や魚に多く含まれており、食事で簡単に摂れます。
定期的な眼科検診の重要性
高齢者にとって、定期的な視力検査は非常に重要です。
視力の低下は老眼だけでなく、他の健康問題の兆候である可能性もあります。
少しでも異常を感じたら、眼科に行きましょう。
定期検診で白内障や緑内障、加齢黄斑変性症などを早く見つけて治療できます。