http://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/01/x-sins-of-japanese-media.html?spref=tw
かつて日本は戦時中NHKラジオによる、戦争に負けているのに、延々と勝っているというウソが敗戦の直前まで流され続けていました。その放送をしたのが、現在日本の唯一の国営放送であるNHKのラジオでした。現在は公共放送であるNHKテレビが国内ニュースの主な担い手となっています。特にインターネット人口の少ない福島ではそうなのです。
これは多くの市民が言っていることですが、福島原発事故の後、NHKは再び大本営発表を続けています。すなわち、原発事故で、大変な放射能被害が出ているのに、まったく報道しないのです。福島の子供の甲状腺に42%の異常が出ていたことも、女子小中学生については50%を上回り、さらに初めての甲状腺ガンが出たことも、NHKは全く報じませんでした。信じられない現象です。
そして2013年2月13日、福島県は三人の甲状腺がんの発生を報じましたが、これもNHKは一切無視しています。信じられない現象です。3万8千人調査した18歳以下の人口のうちの3人であり、事故前に国立がんセンターによれば18歳以下では18万人に1人の割合であった事を考えれえば、約10倍の発生率となっているのにもかかわらずです!しかもあと7人、がんの疑いがあると言います。
この悲しいニュースの2日後の2月15日、視聴者の一人がNHKに電話050-3786-5000 をかけ、「なぜこの重大ニュースがTVで流れないのですか?」とたずねました。するとNHKコールセンターの人は、「そのニュースは確かに放送されました。ただどの時間に度の番組かというのは、記録を全て見ないとわかりません。」と答えたと言います。
実際は、甲状腺がんのニュースは、全国放送ではなく、NHK福島でのみ、放送されました。明らかにトップニュースであるにもかかわらず、ローカルニュースでしかやらないとはどういうことでしょうか!?(これは日本のすべての大新聞についても言えます。まったくトップニュースになっていません!)また、多くの視聴者がこの件についてNHKに電話をかけていますが、このコールセンターの人は、全国ニュースで流れていないという事実を言わずに、どこかで放送されましたよと誤魔化しているのです!何と言う姑息なやり方でしょうか!
ひどい話ですが、NHKは全く逆の報道をしています。すなわち、福島で居続けて生活する人を応援したり、避難していたが福島に戻る人々を励ます番組ばかりをやっています。さらには、食べて応援番組も多く、放射能の汚染が特にひどいとされるキノコ料理や、日本政府が計測もしていないストロンチウム汚染も危ぶまれる魚料理の番組をしょっちゅう放送しています。先日などは、「子供のキノコ嫌いをなくすために」という番組まで放送していました。私がNHKを殺人的なことをしているとよく言うのですが、これは決して大げさな表現ではないと思います。
私も去年の秋に一度、放射能問題の翻訳をする人と言うことで、NHKがゴールデンタイムに食物の放射能汚染に向き合う母親特集で取材を受けました。当時はまだ日本の基準値は、500Bq/kg(2012年4月より100Bqですがそれでも高い)という放射性廃棄物の5倍の濃度のときで、ドイツで成人で8Bq/kg,子供で4Bq/kgと言うことも知っていた、そのNHK女性ディレクターには、日本の基準が緩すぎることを強調し、ついでにバンダジェフスキー論文とストロンチウムの毒性についても私の収集していた資料を送らせてもらいました。彼女は、私の話を同調して聞いてくれ、実際に出すかはわからないが、出す場合は顔写真をTVに出してよいかとまで尋ねられていました。
しかし番組を見て驚きました。まったく逆のことが報道されていたのです。すなわち、日本の500Bq/kgは国際的にみれば、中間的な数値だとやられてしまったのです!
NHKは、国民からの年間24000円を超える受信料で賄われているのですが、この事故後の汚染された国土において、肝心な国民を放射能被爆から守るという最も大事な使命を全く果たしていないのです。それどころか、福島に残って産業の再生を図りながら絆という美名のもとで福島で生き続けることを流しています。NHK福島放送では、エートスの番組もやっていました。http://ethos-fukushima.blogspot.jp/2012/07/nhk-icrp.html
生徒のほとんどいなくなった教室に戻る生徒を追って勇気づける番組もありました。また、福島では南相馬市で子供たちのマラソン大会も開かれ、0.6μSV/hの空間線量もある道で子供たちのマラソン大会まで開かれ、協賛団体にほとんどのマスコミがリストアップされていました。子供をわざわざ危険にさらし、偽りの安全性をアピールするというやり方が、悲しいことに、マスコミの使う常とう手段となっております。
福島のローカルTV局では確信犯的なねつ造もあります。2011年、県立福島高校の生徒が1人が病死、1人が突然死で亡くなっており、私自身高校の教頭先生に確認したのですが、テレビユー福島http://www.tuf.co.jp/という地方テレビ局の報道局長である大森氏は、ツイッター上で突然死の生徒の原因を、実は交通事故死であるとして流していました。この件はすでに私は福島高校の教頭先生とTV局にもダブルチェックしましたが、総務部の方がこの件で大森氏が正しくないことをを認めたものの、放送された番組ではなくツイッター上誤りなので、敢えて訂正しないと言っています。福島の地元TVの報道局長が虚偽のニュースをツイッターで流すとはあるまじきことです!
振り返れば、私の日本のメディアに対する失望感は大変根深いものです。私は99年に原発の電源喪失事故の危険性を米国の科学者の講演会で話を聞いてから、地震と原発問題に取り組み、無視され続けながらも、マスコミ各社に電話とFAXで情報拡散していたました。
2002年、NHK名古屋のディレクターから「地震と原発について番組を作りたい」と申し出てもらい、私は喜んで、多くの資料を送付していましたが、ある日突然、その方が新幹線を使ってわざわざ私の自宅に「やはり番組は作れなくなりました」と謝りに来たことがありました。理由はおっしゃっていただけませんでした。事故前にこの問題を広げ、事故を防ぎたかった私の失望は大きかったです。
2008年、新潟県沖地震が起きた時に、70年代初頭から原発に反対していた日本の唯一の地質学者、生越忠氏の協力を得て、活断層と地震の番組をTBSで作ることができました。放映後、東京電力からも電話が来ましたが、「科学的な事実に間違いはない」と認めるもので良い出来栄のものでした。
2009年、NHKの林勝彦プロデューサーが、そのTBSの地震と原発の報道番組を見て、「何本か原発関連の番組を作りましょう」と言ってくれたのですが、なんとこのプロデューサーは、私が喜んでいくつかの企画書を提供した後、軽く約束を反故にしました。始めから作る気などなく、私から情報を得るために、そのようなことを言ったのだと後から気付きました。
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福島の原発の放送をほとんど見なくなったけど・・・・・・