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3.3ストライクフォースで強豪ポール・デイリーとの対戦が決定した三崎和雄。3年半ぶりのアメリカ出陣の意気込みを聞くべくインタビューを申請すると、取材場所として指定されたのは、なんとあの長渕剛の自宅だった! 格闘家とミュージシャンの魂の交流を初めて語ってもらった。(聞き手/堀江ガンツ 撮影/タイコウクニヨシ)
――三崎さん、今日は素晴らしいところにお招きいただき、ありがとうございます!
三崎 ボクが招いたというか、ボク自身もお招きいただいたんですけど(笑)。急きょ、昨日取材場所が変わって。
――ホントは原宿の喫茶店あたりでやろうとしていたのが……。
三崎 大変な場所でやることになってしまいました(笑)。
――どうしてこの場所になったんですか?
三崎 じつは昨日、剛さんに「明日、雑誌のインタビューを受けるんです」という話をしたら「じゃあ、ウチを取材場所に使っていいよ」って言っていただけたんですよね。
――そんなありがたいご提案がありましたか! というわけで、今日はなんと長渕剛さんのご自宅でインタビューをさせていただくということで、ボクは正直、緊張してますよ!
三崎 ボクも緊張してます(笑)。
――長渕さんというと、『戦極』のリングサイドなんかにも来られていましたけど、そもそもどういうかたちで出会われたんですか?
三崎 数年前に、自分がお世話になってる方を通して紹介していただいて。その当時はみんなで食事をさせていただくくらいで、頻繁に会ったりということではなかったんですけども、去年ぐらいから頻繁にお会いするようになったんですよ。
――何かきっかけはあったんですか?
三崎 剛さんのほうから「ちょっと一緒にトレーニングしようか」と声をかけていただいて。
最初のきっかけはそうなんですけど、たまに会ったときなんかでも、凄い気遣いをしてくれる方で、自分のことなんかでもいろいろ心配してくれるんですよね。「おまえ、なんかあったら連絡しろよ」みたいな感じで。
――あのビッグな方が、そんな細かい気遣いまで。
三崎 そうなんですよ。で、ちょっと話がそれちゃいますけど、自分のなかで長渕さんていうのはホントに心の師なんですよ。じつは自分が中学生のときに初めて買ったCDが長渕さんのCDで、正直、当時はメチャクチャファンで買ったわけではなかったんですけど、なんとなく惹かれるものがあったんですよね。
――ちなみに曲はなんだったんですか?
三崎 曲はですね、「激愛」です。
――「激愛」! 中学生がそんな激しい愛を求めてたんですか(笑)。
三崎 いやいや、歌詞は中学生の自分にはまったく理解不能な内容なんですけど(笑)。なんか惹かれたんですよね。
――ま、ボクも中学時代に「泣いてチンピラ」を買いましたけどね。中学生が「チンピラになりてぇ~」ですから(笑)。
三崎 当時はみんなわけもわからず聴いてましたよね。自分もそんな一人だったんですけど、格闘技の世界に入って「俺はここで生きていくんだ」って腹を決めて、がむしゃらに練習していくようになってから、自分の中に長渕さんの歌がどんどん入ってきたんですよ。三崎 格闘家というのは、仲間がいたとしても、ステージが上がれば上がるほど一人で背負うことが大きくなってきて、どんどん孤独になっていくんですよね。普段、ジムに向かう途中でも、「逃げたいな」「なんでこんなことをやってるのかな」という気持ちと「でも、やらなきゃ」という葛藤があるわけですよ。そんなときに剛さんの歌を聴くとモチベーションを高めてくれて。ボクは「俺がやらなきゃいけないんだ」っていう勝手な使命感みたいなものを持って試合に挑むんでけど、それを支えてくれるのが、剛さんの歌であり詩だったんですよね。
――出会う前から、長渕さんの詩と歌に支えられていた、と。
三崎 そうなんです。その後、縁があって剛さんを紹介していただいて。歌で支えていただくだけじゃなく「なんかあったときは、まず俺に電話しろよ」と言っていただいて。とは言っても、おいそれ連絡できるわけもないんですけど。ただ、そうやって気に掛けていただく言葉が励みになって、自分は頑張れていたんですよね。そして一緒にトレーニングをさせていただくようになってからは、それこそ恋人のように密に連絡を取り合うようになったんですけど。
――そこまで密に連絡されてるんですか!
三崎 ときには朝方まで一緒の時間を過ごさせていただいて。
――そこは恋人のようにという意味じゃないですよね(笑)。
三崎 違います(笑)。今日も朝から一緒に駒沢公園を走って、ここ剛さんのご自宅のジムで一緒にトレーニングしてますから……。
激愛トークの続きは『Dropkick vol.4』で!!