みなさまこんばんは。

 

また台風の影響が出ており、不安定な天気が続いていますが、

お変わりございませんか。お気をつけください。

 

更新が遅くなってしまいましたが、先月書こうと思っていたことを記します。

 

1980(昭和55)年の登場以来、約38年にわたって活躍してきた名車、小田急LSE(7000形)ロマンスカーが、先月7月10日に定期運行を終了しました。
 
ロマンスカーの代表格であるSE(3000形)のオレンジとグレーを基調とした車体を持つ最後のロマンスカーでした(一時、リニューアル塗装にもなりましたが)。
 
初めて展望席を設けたロマンスカーのNSE(3100形)のデザインを継承しつつ、先頭部の形状は傾斜角度48度とし(NSE車は60度)、愛称板と灯火類を外板内に内蔵させた形はスピード感ある顔つきとなり、カッコ良さが一層際立つデザインでした。
 
外観だけでなく、メカニズム面でも、ワンハンドル式マスコンやモニタリングシステムの導入、電気指令式ブレーキを採用、さらに客扉を折戸式自動扉にし、リクライニングシートも採用しました。このリクライニングシートの角度は、後にリクライニングしないH i S Eの座席角度にも影響を与えたほどです。このように、設備も当時の最先端でした。
 
1981(昭和56)年には、第24回鉄道友の会による「ブルーリボン賞」を受賞し、たちまち小田急ロマンスカーの看板列車となり、長年愛され活躍してきました。
 
私の年代的にも、小田急ロマンスカーといえば「LSE」の印象が強く、何度も乗った思い出の列車なので、引退にあたっては、いまだに切ない気持ちになります・・。
 
しかしながら、LSEが築き上げてきた伝統は、その後に登場しているロマンスカーたちに継承されています。
 
小田急電鉄の発表では、2021(平成33)年の春を目標に「ロマンスカーミュージアム」(海老名駅隣接地)が開設される予定で、LSEを始めとするSE、NSE、RSEなどの歴代ロマンスカーの常設展示が行われるようです。今から再会が待ちどおしいですね。
 
「長年お疲れ様でした。ありがとう。また会えるその日まで・・」
 
 

 

 

 

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