みなさまこんにちは。
 
4月にはいり春爛漫の季節となりましたが、お元気でしょうか。
私は相変わらず花粉症に悩まされています。
 
さて、3月29日に
放送されました「スーパーJチャンネル」観光列車特集のコーナーをご覧いただき、ご感想などありがとうございました。
 
当日の放送では、この春行きたい!絶景とグルメを満喫できる〝進化する観光列車〟という内容で、かねてから愛着のある観光列車をご紹介させて頂きました。大井川鐡道の「蒸気機関車」と小海線の「HIGH RAIL1375」です。
 
今回は、それぞれの魅力をあらためて簡単にご紹介いたします。
 
「SLの聖地、大井川鐵道」

http://oigawa-railway.co.jp/

 

 
古くから蒸気機関車(SL)の復活運転を行っている大井川鐵道は、東海道本線の金谷から千頭までを結ぶ大井川本線と、千頭と井川を結ぶアプト式鉄道(山岳の急勾配を上るため、ラック式を採用)を運転しています。
 
今回番組で乗車したのは、大井川本線を走る蒸気機関車「かわね路号」です。
 
大井川鐡道では、昭和初期に製造された車両が今も現役で走っています。
蒸気列車は急行扱いで運転され、蒸気機関車が牽引する客車は、主に昔懐かしの旧型客車(戦前~戦後)として使われていた車両です。
 
車内に一歩入ると、不思議なほど懐かしく温かみのある空間に癒されます。
木の温もりなども感じられ、今では見ることができなくなった車内設備も観察できます。作られたものではない本物のレトロです。
 
 
例えば、車両にもよりますが、ニス塗りの車内や白熱灯、テーブル下のセンヌキ、天井の古い扇風機、網で出来た網棚など、昭和の雰囲気がそのまま残されていて素晴らしいです・・。
 
 
汽笛一声!と共にゆっくりと動き出したSL急行「かわね路号」は、SLおじさんと呼ばれている乗務員さんのハーモニカ演奏で、旅の雰囲気を一層盛り上げてくれます。
 
そして、さらに列車の旅を満喫するために、新金谷駅付近にある古いSLや駅舎が展示されているミュージアム「プラザロコ」で購入した名物の駅弁を車内で堪能するのがお勧め。
 
 
プラザロコでは、数種類の駅弁が発売されており、どれも美味しいのですが、特におすすめなのは、番組内でもお勧めした「大井川ふるさと弁当」と「SLの里茶飯弁当」です。
 
車内で駅弁を食しながら、沿線の自然いっぱいの風景に癒されます。
 
大井川の清流や茶畑、青々とした山々をはじめ、塩郷駅付近の車窓から見える吊り橋やダム湖。さらに蒸気機関車の音や匂いを感じながら、沿線の名物駅弁を味わう。まさに五感で味わう鉄道旅。
本当に、贅沢で幸せなひとときです。
 
ロケ当日、終着駅の千頭では、年に2回のイベント「SLフェスタ」が開催されており、中でも一番人気の「SL大集合」を見学しました。
 
 
 
蒸気機関車が3台も横並びになるイベントです。以前も拝見しましたが、「SLの3重奏」が楽しめるので非常にお勧めです!ダイヤの隙間を狙ってわずか15分ほどしか拝めない、非常に貴重な体験です。
 
3両の蒸気機関車が汽笛を順番に鳴らし、演奏する姿はとても迫力があり、大興奮でした!
 

(スーパーJチャンネルリポーターの宮脇理恵子さんと)
 
次は、小海線「HIGH RAIL1375」を紹介します。

https://www.jreast.co.jp/nagano/highrail/


 

 
JR小海線は、長野県の小諸駅と山梨県の小淵沢駅を結ぶ非電化路線で、気動車が運転されています。
 
小海線といえば、風光明媚な場所が多く、写真撮影をする鉄道ファンの聖地としても名を馳せていますが、標高の高い場所を走る高原鉄道で、なんと8カ所の駅が1000mを超えます。
 
中でも最も標高の高い野辺山~清里間は、JR線では一番標高が高い地点を走ることでも有名です。この区間の標高は1375mにもなり、高原の美しい風景の中を走ります。
 
 
そんな小海線に、昨年の7月から観光列車「HIGH RAIL 1375」がデビューしました。
 
(ん~宮脇さん、やはりとても綺麗です☆)
 
 
「HIGH RAIL 1375」は、小海線の特徴である標高の高さを表す「HIGH」と、線路の「RAIL」、そして野辺山から清里間にあるJR線標高最高地点「1375m」を組み合わせて名付けられました。
 
「天空に一番近い列車」をコンセプトに、キハ100とキハ110の気動車を改造。車体は車窓を流れる八ヶ岳の山々と夜空がイメージされており、車内はボックスシート、ペアシート、シングルシートなどを備えています。
1号車は座席が窓側を向いており、存分に車窓の景色を満喫できるようになっています。2号車はデッキ付近の天井が、半球形のドーム状になっており、星空の映像が投影さるようになっています。「ギャラリーHIGH RAIL1375」と呼ばれる設備で、まさに車内で楽しめるプラネタリウムです!!
 
小海線の沿線は夜空がとても美しく、この「HIGH RAIL 1375」は夜間にも運行されており、そちらでは星空観察会も行われています。

車内では、地元の食材を使ったお食事やスイーツを堪能できます(プランや時期によって異なります)。
また車内販売も様々なものが用意されており、食いしん坊の私には堪りませんが、特にお勧めなのは「HIGH RAIL 1375」のグッズです!
 
 
車窓からの風景も格別で、浅間山や八ヶ岳、南アルプスなど、雄大な山々が楽しめます。天気が良く空気が澄んでいる日は富士山も観られます!
 
また去年リニューアルされた小淵沢駅では、展望台の設備があります。小淵沢駅といえば駅弁の聖地でもあります。
ロケの日は、駅売店「MASAICHI」で特にお勧めの駅弁「高原野菜とカツの弁当」を購入。駅弁では珍しい生野菜を満喫しつつ、八ヶ岳や南アルプスなどの美しい風景を楽しむことができ、最高でした!
 

桜の季節が終わり、いよいよゴールデンウイークが近づいてきます。観光列車は非常に人気が高いので、指定席券などの予約は早めにした方が良いですね。
 
都会から離れ、鉄道に乗って、自然豊かな地で風光明媚な景色を眺めながら、地元ならではの食やおもてなしも楽しむ。
 
景色にグルメに、これだけ一度に楽しめるのは、観光列車ならではだと思います、ぜひみなさまもお楽しみください。
 
当日お世話になりましたみなさま、ものすごく楽しかったです!!
本当にありがとうございました。
 

 
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