みなさん、おはようございます。

 

今日は、先日運行を終了した都電7000形について、記してまいります。

 

 

【7001号車(あかおび)】
 
都電7000形は、1954(昭和29)年より運行を開始し、長らく東京都民の足として親しまれてきた電車です。
 
昭和50年代に行われた車体更新後は、現在みられる前面1枚窓の直線を基調としたデザインとなり、先に引退した7500形と共に都電荒川線の存在を印象つけていました。
 
また、都電7000形や7500形は、私が鉄道好きになった、きっかけの電車でもあります。
 
7000形と私の想い出といえば、赤ちゃんの頃から祖父に連れられ事あるごとに乗っていた、日常的に見ていたことが一番大きいです。
 
7000形のすべてが好きですが、街の風景に溶け込みながらも健気に走る姿は特に魅力的でした。吊り掛けモーターの大きな音がとてもお気に入りで・・。まるで、電車が力一杯加速しているように思え、飛鳥山付近の最も急な勾配区間(約67パーミル)では、いつも心の中で応援していました。他にも、チンチンと鳴る、発車合図のベル音も大好きでした。
 
6月11日の「ありがとう7000形イベント」を以って引退してしまった7000形・・・。
 
何度乗ったか分からないほど乗車してきた7000形の引退は、中々受け止められません。
先日も、いてもたってもいられず、お仕事の合間を縫い最後の挨拶をしに行きました。運行終了前にまた逢えることが出来て本当に良かったです!
 
【7022号車(あおおび)】
 
 
私が生まれるずっと前から、この東京の地で、多くの人を運び続けて63年・・・。
 
私以上に、想い出深い人もたくさんいらっしゃると思います。
 
こんなに愛された都電7000形が引退するのはすごく寂しいですが、
鉄道(軌道)としてこの路線(荒川線)を、時代に合わせて進化させていくためには、そのレールを新型車両へ譲っていかなければなりません・・・。
 
 
 
ところで、7000形として使用された8両の車体が、7700形へと改造され活躍しています。
 
【7701号車】
 
7000形の面影を残しているので、今後はその姿を懐かしむ人も多く出てきますね。
 
数年後、7000形塗装のリバイバル車両も出現するといいですね。
 
 
「ありがとう。たくさんの想い出を残してくれた7000形。ずっと大好きです。」
 
 
 
 
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