みなさん、こんばんは。
寒がりの私は、ジャケットやコートが手放せない季節になりました。
みなさまもご自愛ください。
 
先日お知らせしました新著は、お読み頂けましたでしょうか?
ご感想などがございましたら、是非、お寄せ下さいませね。
 
さて先日、早朝のライナー号に乗車しました。
 
(215系前面)
 
今話題の?二階建て電車で、一時は東海道線の快速アクティーなどでも使用されましたが、2ドアであることから、乗降に時間を要し、撤退。
 
現在は専ら、朝晩の ライナー号で使用され、たまには波動運用で中央線方面を走ったりもしています。
 
ところで「今話題の」と書いたのは、小池百合子東京都知事が選挙公約で「満員電車ゼロ」を掲げ、第三者からのアドバイス?で二階建て電車に言及したからです。一般の利用者からすれば「それもあり」なのでしょうが、ここをご覧の方の多くは「問題外」とお考えなのではないでしょうか?
 
 
ホームも二階建てにする、という構想も語られていますが、そもそも現在のような形の車両では、下の階はドアが設置できたとしても、二階部分は屋根に掛かってしまい、上方に絞り込まれた複雑な構造のドアになってしまうと思われます。
 
(二階部分室内)
 
それに、台車の部分は平屋構造で凌ぐしかなく、ホームの嵩下げと二階ホームの設置、車両の新製・・・難題は山ほどあります。
 
例えば、山手線でこれらの工事をすることはできるでしょうか?
こたえは「ノー」でしょう。
 
では運行を止めることなく、費用もなるべく掛けず、混雑率の低減を図る方法は?
 
私は、単純に編成両数を増やすことだと思います。
少々古い平成23年度の国土交通省の資料ですが朝の外回り・上野→御徒町間が混雑率200%だそうです。これはE231系11両によるものですが、これを15両編成にすれば、単純計算で混雑率は約146%に低減できます。
 
もっとも、それでも定員以上の満員電車に変わりはないのですが、それでも新聞を楽に広げて読める程度の混雑になります。
 
もちろん、15両にするためには、ホームの延長工事や線形の変更、信号機や標識の移設なども伴いはしますが、車両もホームも2階建てなんて言うものよりは、より現実的ですよね。
 
メディアのニュースで、なぜ二階建て論ばかり取り扱われるのか不思議でなりません。
ということを215系の車中で考えながら東京駅で降りました。
 
それでは、本日はこの辺で・・・明日も頑張るぞ!