先月28日は、講義にお越しくださりまして、ありがとうございました。



当日はお天気に恵まれ、少し寒さが和らぎました。


そして嬉しいことに、座席は今年もほぼ満員の状態で、教壇に立たせていただきました。



今回の講義テーマは、「鉄道業界」についてです。


教室には、未来の鉄道を支えて欲しい学生さんが多く、さらに一般の聴衆者の方のなかには、現職の方もご出席くださりました。


そんな鉄道色の濃い中、各社局に従事する現役の鉄道員さん達に取材させていただいた、現場の生の声やさまざまな業界のお話を紹介したり、鉄道界で働くカメラマンさんのお話しもさせていただきました。










他にも、鉄道ジャーナリストである私の志や取材体験など、また、第三者である利用者としての目線でのお話も、させてもらいました。


「鉄道で働くということは、趣味ではありません。仕事として、鉄道と向き合うことの大切さ。」そんなことを、重点的にお話しました。


微力ではありますが、今回の講義が少しでも「鉄道業界」についてお考えいただく良い機会や、気づきになれたら嬉しく思います。



「鉄道で働く人」の中には、鉄道社局で駅務や運転士、車掌などをする方から、縁の下の力持ちである保線や電路の方、駅でお弁当を売る方や調理する方、鉄道イベントなどを企画する旅行会社の方や車内清掃の方など、本当に多種多様です。


鉄道社局で働く現職の方たちだけが、「鉄道に関わる仕事」というわけではないということも、説明させていただきました。








講義の後半では、東京交通短期大学の卒業生である某社局の助役さんのお話も拝聴することができ、私も改めて、鉄道で働く方々のご苦労を知り、その大変さを痛感しました。(※)助役さんのお話は、予め取材で録音させていただいた音声を、学生さんや一般の聴衆者のみなさんに流させていただきました。


就職難である昨今、最近では、自身が希望する鉄道社局から内定をもらうことができず、道半ばで学校に来なくなる人も少なくないとお聞きしました。何事も、一度自分が志したことを、諦めてしまうなんてもったいないです。


「チャンスは巡ってくるものです。だからこそ、絶対に諦めてはいけません。まずは、きちんと学校を卒業してからです。先のことは、それから考えても遅くはないはずです。」


現職の鉄道員さんたちも、そのようにおっしゃっていました。



私も、鉄道に関する取材や執筆のお仕事を、何度も何度もやめたいと思うことがありました。しかし、諦めずに続けてきたからこそ、今があるのだと思います。


今回の講義は、この事を、一番伝えたかったのです。そして、伝える事ができたと思います。



当日講義にご出席いただいたみなさん、本当にありがとうございました。







いつも大変お世話になっている東京交通短期大学副学長 松岡教授と。




今回も駆けつけてくれた大親友たまちゃんと。可愛い素敵なお花をいただきました、ありがとう!!







さて、早いもので12月に入りました。

6日はいよいよ待ちに待った「2015 東武ファンフェスタ」です。当日はリバイバル車両の特別編成「2015 東武ファンフェスタ号」に乗り現地に参ります!どうぞよろしくお願いいたします。




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