皆さんこんばんは☆
年の市でしめ飾りを買ってまいりました。新しい年が、すぐそこまで来ています。
なんだかワクワクしますね~!
先日東京駅でお仕事がありました。
毎年冬になると、東京駅ではさまざまな美しいイルミネーションスポットが登場しますね。
華やかで大好き。特に、東京の顔である東京駅・丸の内駅舎のライトアップがお勧めで、目の保養です。
皆さんは、新幹線の父と言われる第四代・日本国有鉄道総裁「十河信二(そごう しんじ)」氏をご存知ですか?
日本の鉄道発展に、全力を尽くした方です。
東海道新幹線の開発を牽引してきた方として、現在も、その功績は語り継がれています。
新幹線開発には、島秀雄(しま ひでお)氏や三木忠直(みき ただなお)氏らが取り組み、十河氏はその開発予算を通すため、国会や世界銀行から多額の鉄道借款を受け、建設が進められました。そして1964(昭和39)年10月、約5年の歳月をかけ、念願の東海道新幹線が完成。
しかし、東京駅ホームで行われた出発式に、十河氏や島氏の姿を見る事はありませんでした。
何故、尽力された方々の姿がないのか・・・。
それは、新幹線開発の為に、国鉄に多額の借金をさせてしまった事により、その責任を負う形で退任したからだと言われています。
十河氏は、開通式の様子を自宅のテレビでご覧になったそうです。「感無量」の想いだったでしょう・・。
その後は、瑞宝大綬章(ずいほうだいじゅしょう)を受け、故郷の四国(西条市)で名誉市民として大歓迎を受け、1981(昭和56)年に国鉄中央病院で97歳の人生を全うしました。
現在でも十河氏の偉大な証しとして、十河氏の故郷である愛媛県西条市・JR伊予西条駅近く(駅から東へ徒歩2分ほどの場所)に、十河氏を紹介した「十河信二記念館」があり、
一緒に刻まれているのは、十河氏の座右の銘「一花開天下春」(いっかひらきててんかはるなり)。
これは、「長い忍苦精神を続けると心に花が咲き、世界を見渡す事ができた。」という意味が込められているそうです。
なんとも、官僚→満鉄→国鉄と、鉄道に人生を注いだ十河氏らしいお言葉です。
今年教えて頂きましたこと、学んだことを、来年に活かせるよう、より一層努めてまいります。
師走の時節柄ご多忙のことと存じますが、くれぐれもご自愛の上、