みなさん、こんにちは。

 本日は台風18号の影響で、交通機関にもさまざまな影響が出ておりますね。

 鉄道では、運休や運転見合わせのところも多く、引き続き被害が心配です。
 みなさんは大丈夫でしたか?お怪我などされていませんように・・・。


 さて、毎日変わらず暑いですが、日の出は確実に遅くなってきましたね。
 執筆に夢中になっていると、ついつい夜更かし~徹夜なんてこともよくあるのですが、つい先月までは4時頃には明るかったのに、最近は4時頃ではまだまだ夜。5時前頃からやっと明けてくるような感じです。
 暑い、暑いと言いながらも、季節は確実に秋になりました。。。



 今日はちょっと変わった話題です。

 先月の1日から、江ノ電さんの江ノ島駅近く併用軌道上に遠方信号機が設置されました。


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 遠方信号機とは、単線区間における場内信号機に従属する信号機で、カーブの先などに場内信号機があり、運転士さんから見づらい場合に設けられる信号機です。


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 場内信号機の予告をする信号機って感じでしょうか?


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 ただ赤色の現示はありません。これは、場内信号機の現示の予告を表しているためです。


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 ここの場合、江ノ島駅上り場内信号機(22L)が赤(停止)を現示している時は、遠方信号機は黄色(注意)を現示します。
 上り場内信号機が緑(進行)を現示している時は、遠方信号機も緑を現示します。

 余談ですが、現場の方は、緑色(進行)の現示をG現示、緑色と黄色(減速)の現示をGY現示、黄色(注意)の現示をY現示、黄色と黄色(警戒)の現示をYY現示、赤色(停止)の現示をR現示と言われているようです。

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 ところで、この遠方信号機、建植された場所がいかにも江ノ電さんらしい場所です。


 ご存知の方も多いですが、江ノ島駅の上り場内信号機は、併用軌道と専用軌道の堺付近に建植されています。(扇屋さんのお向かい辺り)


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 勘の鋭い方なら「おっ」と思われたかも知れませんが、この遠方信号機は、何と道路上に設置されたのです。

 そもそも鉄道なのに併用軌道を持つ特異な江ノ電ではありますが、更にその道路上に「電車専用」と表示されているとはいえ、鉄道の遠方信号機が道路に(勿論、道路上を走る電車に向かってですが…)建植されているのは、日本ではここだけではないでしょうか?(軌道は、電車専用信号がありますが…)



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 江ノ電さんは、ローカル線のイメージもありますが、地方の私鉄としては保安設備なども、大手鉄道事業者並みにしっかりしている路線で、今回の遠方信号機の設置も、「安全」のための、お客さまからは見えない施策のひとつではないでしょうか?


 鉄道は、このように利用者の知らないところでも、常に安全対策を打っているので毎日安心して利用することができるのですね。とても感銘を受けました。

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