みなさんこんばんは☆


 いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

ブログや、本や雑誌などに感想のコメントなど、大変励まされています。



 長らくお待たせいたしました!広島電鉄(通称・広電)の取材と鉄道旅のルポを書いてゆきます。



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 ↑広電一日乗車券と、宮島フリーパス。こんなに毎日、乗車しまくりました(笑)。

 



 まず、東京駅からは東海道・山陽新幹線に乗車!

しかも、のぞみ広島行き!いざ、広島へ~~!



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 快適な車内で食べた東海道新幹線車内販売及び駅構内売店限定のチップスター「極」、こだわりの伊豆大島の焼き塩が、なかなか美味しかったですよ!(一部、列車・店舗で取り扱いのない場合がございます)


 さらに、甘いものも絶対的にはずせないので、スイーツとコーヒーのセットも注文しました。

新幹線に乗車しながら飲むコーヒー、昔から好きです。


 
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 至福の時を味わいました~~。





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 そして。。。広島行きなのに、あえて新大阪で降車。


 その理由は、、、新大阪からは、ひかりレールスターに乗り、広島入りしたかったからです。




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 超高速で駆け抜けて、あっという間に広島へ。



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 広島駅に着くやいなや、広電のオンパレード。


 というのも広電は、広島市を走る全路線総延長35.1kmの巨大な路線網です。

市内を走る軌道線6路線、19.0km、そして広電西広島駅から広電宮島口駅を結ぶ鉄道線1路線、16.1kmを併せ持ちます。


 運行系統は、9号線まで(4号線は無し)あります。まさに、日本最大規模の路面電車です。



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 一番最初に再会を果たしたのは、5車体3台車の連接車、超低床車両の5100形「グリーンムーバmax」です。

「久しぶり~max!会いたかったぁ~」と、勝手に話しかけて興奮!傍から見たらコワイデスネ!



 5100形「グリーンムーバmax」は、近畿車輛株式会社、三菱重工業株式会社、東洋電機製造株式会社の3社が、広島電鉄株式会社と共同開発した国産初の超低床車両で、2005年から導入されました。


 開発プロジェクトは、「ULTIMATE(アルティメート)究極の+URBAN(アーバン)都会的+USER FRIENDLY(ユーザーフレンドリー)お客様にやさしい」この3つの頭文字から、「U3プロジェクト」と名付けられています。


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 5車体連節車構造で、車両の長さは30mにもなります。これは、路面電車の平均車長13mの約2.3倍に当たります。定員数は、149人(座席56人)、多くの人を一度に輸送できる広電のエースです。



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 側面には、広島のシンボルである「もみじ」がデザインされています。

公共交通機関としての役割だけではなく、走りながら観光のPRもしている広電。素敵ですね。



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 優先席スペース。車内の写真です。


車いす利用者とベビーカー利用者のために配慮されたスペースです。

こちらのベビーカーのピクトグラムは、広電がいち早く取り入れたものです。



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 車内床の高さは、車内フロアー部360mm、入口部330mm、車両床面と電停との高さに段差のないバリアフリーです。


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  通路幅は、 グリーンムーバーの台車部の通路幅830mmに対して,グリーンムーバーmaxは、先頭台車部880mm、中間台車部1120mmとしたことにより、車内の通行性が向上し、車いすやベビーカーなどの移動がよりスムーズになりました。





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 車内では、基本、運転台の後ろです(笑)。



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 広電には一年ぶりの乗車でしたが、低床車も連接車も単車も、相変わらず乗車するたび、ほぼ満員状態でした!!


 途中からは、少し空いたので、座れました。土橋付近までは、かなり混んでいます。



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 まさに、路面電車が生き生きと輝く主役の街。

そして、車内から流れゆく車窓からは、活気溢れる街並みや歓楽街、美しい自然など、色とりどりのさまざまな風景が楽しめます。 


 日本三景のひとつ安芸の宮島をはじめ、広島城、原爆ドーム、広島市現代美術館など、景観から史実、美術に至る様々な分野を巡れるのも、広電の大きな魅力ですね。


 私が今回、この魅力満載の広電に訪問した理由のひとつは・・・・



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 8月6日に広電に乗り、原爆ドームへ行くこと、そして被爆電車に会うためでした。



 平成25年8月6日 8時15分 黙祷を捧げました。


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 運転士さんと助役さん、お客さん。


 運転士さんが車内放送でお客さまに黙祷を呼びかけ、

ホームでは助役さんも手を合わせておられました。




 

 そして、

原爆投下がされたこの日この時間に、現れてくれました!!


被爆電車として全国的に有名な広電生え抜きの車両、650形です。


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 広電といえば、被爆から僅か3日後には、己斐~天満町間で運行を再開し、悲しみにくれる多くの人を救った救世主、この650形を敬愛せずにはいられません。


 決して忘れてはならない戦争、核兵器の危険性の戒めの象徴として、今も運用されています。


 広電自体が文化遺産であり、観光資源でもあります。


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 もう一度記します。



 8月6日・・・原爆投下の時間直後に現れた被爆電車650形651号。


 大変な混雑が予想される中で、このような運行ダイヤを毎年のように組まれている広島電鉄さま。


 それは、セレモニーのためではなく、ヒストリーとして、世界に平和を伝えるメッセージだと想います。


 





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 写真は、有名な相生橋です。


 この相生橋を目標に、B29(エノラ・ゲイ号)から、原子爆弾(リトルボーイ)が投下されました。


 橋の形状がT字状になっており、上空からでも肉眼ではっきり確認でき、格好の目標となってしまいました。




 

 核兵器の惨禍が、二度と、再現されぬよう、恒久平和を祈念いたします。




 鉄道ジャーナリスト史絵.