みなさんこんばんは☆


 本日は梅雨らしい一日となりました。


 梅雨の時期というと紫陽花と鉄道のコラボレーションが浮かぶと、先日ブログに書きました。

 

 そのときは、紫陽花と江ノ電について、その魅力を発信させていただきましたが、今回は紫陽花と箱根登山鉄道編です(もう一回、紫陽花と違う鉄道編が、ありますからね、むふふ(笑)。)


 さて、 箱根登山鉄道といえば、その名の如く箱根の山を登る鉄道です。

神奈川県は小田原駅から強羅駅間15kmを走り、地元では、「登山」の愛称で親しまれています。



 有名な観光路線なので、この季節は特に、多くの人で賑わっています。

箱根の観光に欠かせない箱根登山鉄道ですが、沿線を彩る紫陽花の美しさでも名を馳せます。


 紫陽花の咲くシーズンになると、”あじさい電車”が登場し、より多くの観光客が訪れます。

 

 箱根登山鉄道の駅で、紫陽花と電車を撮影するには、この「宮ノ下駅」が定番です。


 先日、半年以上ぶりに、箱根の鉄道旅に行ってきましたぁ♪♪



 箱根湯本から終点の強羅に行く途中にある駅で、列車交換ができる駅です。


 さて、あじさい電車は 昼と夜とでは、同じ路線でもそれぞれ違う特色をもっていて、あじさい電車の車窓から、昼と夜の二つの車窓の眺めを楽しめます。箱根湯本駅から、大平台、宮ノ下と箱根の山を登っていくコースと、反対側の強羅駅から、山を下って行くコースがあります。(昼夜ともに全席自由席)



 ほかに、全席指定の「夜のあじさい号」も運転されています。


 この宮ノ下駅では、ライトアップされたあじさいを車内から楽しめる素敵な駅です。「夜のあじさい号」は、ここ宮の下駅で10分程度停車することが多く、記念写真を撮って行くお客さんも多いです。私は、以前に何度も「夜のあじさい号」に乗りに行き、その魅力を堪能しました。



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(以前乗車した「夜のあじさい号」で、宮ノ下駅に下車した際、撮影した一枚。この写真は2005年に撮影☆)


みなさんも、「夜のあじさい号「や、「あじさい電車」に、乗車されたことがありますか?



 「夜のあじさい号」は、1994(平成6)年6月24日から、臨時列車として運行を開始しました。


 全席指定の特別列車で、今年も6月28日(金)~7月7日(日)七夕までの期間、臨時運転される予定です。

※乗車予約が必要なのは全席指定の特別列車「夜のあじさい号」のみです。

 

 沿線6箇所のライトアップで、徐行や停止を繰り返しながらゆるやかに進んでゆきます。

期間 6月22日(土)~7月14日(日)

時間 18時30分~22時00分

場所 6箇所<箱根湯本駅先、姫の水(出山信号場~大平台駅間)、大平台駅先、宮ノ下駅先、小涌谷駅先、彫刻の森駅手前>

※ライトアップは通常の定期列車からも、ご覧になれます。



 先ほども少し触れましたが、宮ノ下駅(強羅行)もしくは、塔ノ沢駅(箱根湯本行)では、電車から降りて記念撮影をお楽しみいただける時間を設定する特別電車となります。まさに、観光路線の極み!ライトアップされ光り輝く幻想的なあじさい。箱根のあじさい電車で楽しみましょう!!


(夜のあじさい号だけではなく、通常のあじさい電車でも、紫陽花との美しい彩りを楽しめます)



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 しかも、沿線のあじさいライトアップ用の電力には、エナジーグリーン株式会社提供の「グリーン電力証書」を利用しているそうです。ライトアップ照明に使用する電力約4,000kWh分(一般家庭の約1世帯が、約13ヶ月間使用する電力をまかなえる量を、グリーン電力でまかなったとみなすもの)で、今年で5回目の取組みとのこと。

 環境にやさしい取組みですね!



 さまざまな魅力が評価され、箱根「あじさい電車」は、2010年(平成22)11月4日、かながわ観光大賞、“観光プロモーション部門”にて大賞を受賞しています!!



 あじさい電車のダイヤや、夜のあじさい号のご予約状況や、箱根登山鉄道の紫陽花の見ごろなどは、箱根登山鉄道さんの公式HPへGO!

↓↓

http://www.hakone-tozan.co.jp/


(この時期は、大変な混雑が予想されます。ルールを守って撮影しましょう。)



 ここで少し、箱根登山鉄道さんの車両紹介です☆




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クモハ 2000形 (2003号車)


 2000形は、1989(平成元)年に登場した箱根登山鉄道の最新鋭車両で、姉妹提携を結んでいるスイスのレーティッシュ鉄道の経由地サンモリッツとの縁から、サンモリッツ号の愛称で呼ばれています。



 2009(平成21)年、レーティッシュ鉄道との姉妹提携30周年を迎えたことを記念し、2000形1編成(第3編成)をレーティッシュ鉄道で運行しているグレッシャー・エクスプレス(氷河特急)の塗装に変更して、同年3月から現在まで運行しています。



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クモハ 2000形 (2004号車)





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 モハ2形 109号車


モハ2形は、昭和30年代に3両の旧型車両から改造され、誕生した形式です。昔ながらの登山の顔!渋いイメージの車両で、いつみても良いですねぇ。



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 車体こそ新造されたものの下回りはそのままでしたが、のちに老朽化したことから、1985(昭和60)年から1990(平成2)年にかけて、駆動方式をカルダン駆動方式に改造しました。

 それまでの吊りかけ方式に比べて、小型、高速回転、高出力のモーターを使 えるようになり、乗り心地もスピードもアップしました。モハ2形108ー110は、2001(平成13)年から2002(平成14)年にかけて客室ドアを交換するなど、大幅なリニューアルが施されました。

 



 ちなみに、「108号車」は、昭和30年代の金太郎塗装になっています。創立120周年を記念してリバイバル塗装となりました。



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(こちらの写真は、2011年に乗車した際の写真です)


今回の鉄道旅ではお会いできなかったモハ1形も、紹介します☆



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(上の3枚の写真は、2011年に乗車した際の写真です)


 写真のモハ1形は、1950(昭和25)年に登場しました。
小田急車両乗り入れ(小田原駅ー箱根湯本駅間)に伴い、当時同区間の使用電圧750Vだったのを1500Vに変更し、750V/1500V使用の複電圧車両として導入されました。

 1982(昭和57)年に1000形(ベルニナ号)が登場するまでは、同線の代表的な車両として活躍しました。
現在も、4両のモハ1形が活躍し、103、104、106、107号車では、吊りかけ制御の台車を履いた車両も存在します。※モハ2形の108、109、110号車は、台車交換のため、平行カルダン化されています。
 懐かしい吊り掛け制御サウンドは、いつ聴いても素敵です。登山鉄道という特殊な環境で残っているこの姿は、とても貴重。いつまでも大切にしたいですね。




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モ二1形(2011年に乗車した際の写真です)


 強羅駅に留置しているところを、何度か拝見しました。オレンジの車体が目立ちます。

工事用の2軸ボギー電動貨車で、普段は走行するシーンは見れません。しかし、停車しているだけでも存在感抜群です。よぉ~く見ると、扉付近に、「イノシシ」の絵が描かれているので、愛嬌たっぷりですね。


 今後、新車の導入もあるそうで、とてもわくわくしています!!


 2014(平成26)年秋に運行開始予定の箱根登山鉄道さんの新型車両についてはこちらのリリース情報をご覧ください。


http://www.hakone-tozan.co.jp/dat/pdf/20130605.pdf


 箱根登山電車初となるVVVFインバータ制御の採用、そして、大型ガラスに展望窓、LED照明、木目調のあたたかい印象の車内、楽しみです。

 何より、1989年以来、25年ぶりの新車導入ということで、期待大ですね☆



 さて、話は車両から箱根登山鉄道に戻りまして・・・



 有名な山岳鉄道である箱根登山鉄道。



 箱根湯本駅ー強羅駅間の最大勾配は、なんと80パーミルという最急勾配!!(車輪とレールの間の粘着力だけで走る鉄道としては、日本で最も急な勾配)があり、

※1m走る間に、80mmの高さを登ります・1両15m程度の前後で、高さが1mも違うのです※



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 山の傾面を登ってゆく箱根登山鉄道は、スイッチバック方式をとり入れ、急勾配をジグザグに登ってゆきます。



 スイッチバックは、出山信号場、大平台駅、上の写真の上大平台信号場の3ヶ所で行なわれ、運転士さんと車掌さんが入れ替わります。(写真は上大平台信号所)



 


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 最急勾配を、車輪の力だけで登りきるのは、本当にたくましくかっこいいです!





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 終点の強羅駅にさりげなく(良く見ないと気付かないかも?)あった車止めの上の金太郎さん??お茶目で可愛いですね。


 江ノ電には、車止めの上にカエルさんがあることで有名ですね!!さすが、観光に特化しているグループ会社同士ですね☆
良いところは、どんどん取り入れるべきですよね。(^^)





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 強羅駅にて・・・レーティッシュ鉄道との姉妹提携30周年記念パネルなどが展示されています!


 レーティッシュ鉄道、ぜひ乗ってみたい、取材したいです!

ご乗車されたことがある方、いらっしゃいますか?宜しかったら、ご感想や情報など、教えてください!!


  みなさんも、初夏の箱根を紫陽花と共に、満喫しませんか?




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